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偶然の聖地 講談社文庫
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偶然の聖地 講談社文庫

宮内悠介(著者)

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偶然の聖地 講談社文庫

836

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2021/09/15
JAN 9784065223406

偶然の聖地

¥836

商品レビュー

3.3

12件のお客様レビュー

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2025/08/10

中央アジアを舞台にしているということで、中央アジア旅行の前に空気感を知っておこうと思って読んだ本。中央アジアというより南アジアが主な舞台だったので予習にはならなかったけど、レイとジョンの旅を読んでいると、ラダック旅行をした時の空気感が蘇った。 様々な登場人物がそれぞれの理由で目...

中央アジアを舞台にしているということで、中央アジア旅行の前に空気感を知っておこうと思って読んだ本。中央アジアというより南アジアが主な舞台だったので予習にはならなかったけど、レイとジョンの旅を読んでいると、ラダック旅行をした時の空気感が蘇った。 様々な登場人物がそれぞれの理由で目指す幻の山イシュクト。あらすじを読んだ時は冒険譚かと思ったけど、冒険譚でありつつ、エンジニア的視点が多分に織り交ぜられたSFだった。世界の不具合をデバッグする「世界医」と呼ばれる人たちの仕事やイシュクトに対する捉え方、大量のメタ注釈がとてもエンジニア的で、リアルと空想が混ざり合う不思議な小説だった。 前半は登場人物が多く、あまり話の全体が見えてこないけど、後半になると一気にそれぞれの物語が繋がって面白くなってくる。

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2025/04/09

古本屋で偶然見つけた本。装丁に惹かれて購入。物語の大筋がわかるまでが、分からない単語も多いし場面が切り替わるしで読んでいてつまらなかったけど、途中から物語が掴めてきて最後が面白かった。世界医がこの世界のバグを直してるなんておもろすぎる。

Posted by ブクログ

2024/05/23

人工衛星もGoogleマップも寄せ付けない神出鬼没の山、イシュクト。バックパッカー、刑事、世界医、さまざまな思惑を抱いた奴らが〈世界のバグ〉であるイシュクトを目指して動きだす。大量の注釈を施したメタSF。 円城塔の『プロローグ』と『エピローグ』をお話的に混ぜちゃって、『烏有此...

人工衛星もGoogleマップも寄せ付けない神出鬼没の山、イシュクト。バックパッカー、刑事、世界医、さまざまな思惑を抱いた奴らが〈世界のバグ〉であるイシュクトを目指して動きだす。大量の注釈を施したメタSF。 円城塔の『プロローグ』と『エピローグ』をお話的に混ぜちゃって、『烏有此譚』の形式を後付けしたみたいな感じだな、と思ってしまうのは許してほしい。宮内さんは完全にエンタメにチューンナップされていて抜群にわかりやすいけど。注も読者をケムに巻くためには使わず、「ああ、これはね」とポテチ片手に横から話しかけてくるような親密さが楽しい。 いろいろ盛り上がりそうなバトルシーンはすっ飛ばすのに、世界医バディが瑣末なバグを修正するくだりをしっかり書いているのが、デバッグという作業の実情を描いているようで好きだった。この世界を動かしているシステムエンジニアの愚痴を聞かされる展開は西崎憲の『ゆみに町ガイドブック』でも読んだばかりだが、本書は神も意味も目的もない世界をキャラクターが飄々と乗りこなしている。「さーてと、地球救っちゃいますか」な展開も、注で挟まれる与太話も併せて「バグも楽しんだもん勝ち」なエンタメ作。

Posted by ブクログ