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20世紀のグローバル・ヒストリー 大人のための現代史入門
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20世紀のグローバル・ヒストリー 大人のための現代史入門

北村厚(著者)

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20世紀のグローバル・ヒストリー 大人のための現代史入門

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ミネルヴァ書房
発売年月日 2021/09/02
JAN 9784623091300

20世紀のグローバル・ヒストリー

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商品レビュー

4.5

3件のお客様レビュー

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2021/12/12

 仕事柄、どうしても国際的な経済の動きを追いかけている。ここにきて、特にアメリカと中国との関係、中東の動向など、日増しにそれらの摩擦が激しくなるところで、いずれの登場人物もなかなか譲り合わなくなってきた。むしろ衝突がわかりきっているところを強行突破を続けている。妥協するということ...

 仕事柄、どうしても国際的な経済の動きを追いかけている。ここにきて、特にアメリカと中国との関係、中東の動向など、日増しにそれらの摩擦が激しくなるところで、いずれの登場人物もなかなか譲り合わなくなってきた。むしろ衝突がわかりきっているところを強行突破を続けている。妥協するということは評価されなくなってきた。  そうしたところで本書の出番、まさにこの時勢にピッタリはまるものだろう。背景を知るというのは当然ながら将来に対する展望であり、そこが整理されていないと自分自身の判断の軸が定まらない。ここからどのように展開するのか。個人的な金融投資においても重要になることは疑いようがなく、溢れる情報の中を突き進んでいくときによくよく考えなければならない。

Posted by ブクログ

2021/11/26

 来年から高校で「歴史総合」が始まりますが、近現代史を中心に、グローバルな内容とした必須科目となる由です。この本は元高校教師が書き上げたものですが、とっても良いです!  友人の教師は、指導要領で「近現代史は歴史認識が定まっていないので時間切れアウトにして大人になってからそれぞれ...

 来年から高校で「歴史総合」が始まりますが、近現代史を中心に、グローバルな内容とした必須科目となる由です。この本は元高校教師が書き上げたものですが、とっても良いです!  友人の教師は、指導要領で「近現代史は歴史認識が定まっていないので時間切れアウトにして大人になってからそれぞれで勉強」するよう言われていたと語っていました。よって、一般の日本人は近現代史は疎く、こちらを中心に教育をする近隣諸国とは、歴史感を巡って常にズレが生じるとのことでしたが、これには見事に答えています。  1900年代から現代まで、一つの国・地域ではなく、まさに「グローバル」に展開しています。その時々の出来事がどう世界各国に影響を及ぼしたのか、底流を紐解きながら記述しており、とてもわかりやすいです。教科書的な記述で網羅的ではありますが、個別に理解していた事象に繋がりを持て、まさに副題にある「大人のための現代史入門」です!  日本が米国と戦争したことを知らない高校生が増えたようですが、「アジア太平洋戦争」(「歴史総合」では、「太平洋戦争」でも「大東亜戦争」でもなく、この用語を使う)など、しっかり勉強してほしいと思います(大人も頑張ります!)。

Posted by ブクログ

2021/09/25

20世紀のグローバル・ヒストリー 北村厚著 横のつながりで歴史を見る 2021/9/25付日本経済新聞 朝刊 高校の学習指導要領が改訂され、2022年度から日本と世界の近代史を一体的に学ぶ新科目「歴史総合」が導入される。本書はその考え方を踏まえて近代以降の歴史を解説する入門書だ。...

20世紀のグローバル・ヒストリー 北村厚著 横のつながりで歴史を見る 2021/9/25付日本経済新聞 朝刊 高校の学習指導要領が改訂され、2022年度から日本と世界の近代史を一体的に学ぶ新科目「歴史総合」が導入される。本書はその考え方を踏まえて近代以降の歴史を解説する入門書だ。著者は世界史教育を専門とする研究者。高校教員の経験もあり、授業のような語り口で新しい歴史の見方を提示する。 書名の「グローバル・ヒストリー」とは同時代に起きた事件が他地域にどういう影響を与えたかなど、横のつながりを意識した歴史理解のことだ。 例えば1904年に勃発した日露戦争は2国間の争いだが、戦争の結果は世界各地に新たな動きを生み出した。欧州列強の支配を受けていたアジア各国の諸民族は「白人に対するアジア人の勝利」と捉えた。中国やベトナムは日本に留学生を送り、自国の政体変更を模索する。他方、西欧諸国では黄色人種を脅威と考える黄禍論が盛り上がった。米国では日本人学童に対する排斥運動が起こる。 各国史では見えない世界史のダイナミズムを本書は興味深く詳述する。民族紛争や人種問題、あるいは女性の人権といった今日的な問題にも目配りしており、国際ニュースを深く理解する助けにもなるだろう。地域間の有機的な結びつきを実感でき、歴史感覚のアップデートに格好の一冊だ。(ミネルヴァ書房・3080円)

Posted by ブクログ

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