カーボンニュートラル革命 3000兆円の巨大マネー。その受け皿となる企業に！

猪瀬直樹(著者)

• 販売会社／発売会社: ビジネス社
• 発売年月日: 2021/08/23
• JAN: 9784828423210

商品レビュー

2022/01/31

1994年から補助金もスタートして太陽光発電先進国だった日本が原子力発電に重点をシフトするも福島原発事故で石炭によるか火力発電に逆戻りしてしまった経緯を振り返り、巻き返しのに向けての太陽光発電、風力発電、地熱発電について展望します。
また、EVについてはトヨタの言い分（当時の）をまるで産業革命のときのラッダイト運動のようだと一蹴する。
社会にある諸問題を解決して、持続的に利益を得るSDGsビジネスに乗り遅れるなとして現預金をため込んでいる日本企業にESG投資が急務であると説きます。
地球環境に対する問題提起色が薄くビジネス面が強調されている印象、環境ビジネスに多額の投資をしているにもかかわらず（いや、だからこそか）ビル・ゲイツなどは逆に地球を守りたい、温暖化で被害を受ける貧困者を助けたいと主張しているのと対照的なのがまた興味深く読めました。

2022/01/28

自身の都知事・副知事時代の経験も踏まえながら、
CNの重要性・必要性について書いた本。

大手電力への切り込みなどはさすがだなと思う。

世界と日本の石炭火力やCNに対する受け止めの差も目からうろこだった。

2021/12/18

環境・エネルギーの問題を判りやすく、本質を説明する力は圧倒的！　さすが猪瀬さん政治家ではなく超一流参謀。日本には科学的合理的な分析のプロが居ない。
何でも官僚任せの弊害が現在の日本の閉塞！
国策が見えない　菅総理はチャレンジ　岸田総理は？

2050年カーボンニュートラルの必達←具体化策
CO₂の4割は発電による　火力発電の抑制　再生エネ拡大
電力のテーマは自動車・道路にアナロジー
　クルマ　電源・発電設備　原子力・火力・再生エネ
　道路　　送電　送電網　託送料
Digital革命　スマートメーターが現状をDATA分析
三菱重工の不振MRJ　官僚主義体制　vsホンダジェット
東京電力の資産①送電4兆円②原子力1兆円③火力1兆円

SDGs　
　日本はコストカット　240兆円現預金　老人・鎖国
　欧米は持続可能性の追求　巨大投資で主導
ＥＶ　45％('30)→94％（’40）バイパーサンドラ社
　①ＶＷ11%920万台②テスラ③ＧＭ④Ford
　⑤トヨタ11%→4%　日本沈没