商品レビュー
4.1
7件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
もう今では覚えている人も少ない昭和初期の頃の、女中さんが当たり前に居た時代のこと。翻訳家を生業にする令子のもとに叔父の紹介で女中さんがやってくる。小柄な彼女は何と14歳。その生真面目で実用第一の女中、ハナは初めて見るガスコンロの便利さに感動し、令子と共にお出かけしてはクリームソーダに舌鼓。夫を亡くして心に大きな傷を負っていた令子は、ハナの世界への新鮮なまなざしに救われていく。 ハナが初めての体験をする所が、読んでいてとても嬉しくなってくる。初めてのカレーライスを食べて思わず令子と顔を見合わせ、両者ともにうなずき合うシーン。海水浴に誘われて初めて海を見るシーン。パインの缶詰を入れたゼリーを上下左右から眺めていたら、令子がゼリーみたいな文鎮をくれた。その文鎮を灯りに透かして見るハナのまなざし。世界が驚きと新鮮さであふれ、一つ知る度に目を輝かせるハナ。そのまなざしがとても愛おしい。 子供の頃は毎日こんな感動で一杯だったような気がする。その時の「新鮮な気持ち」をいつも忘れないでいたい。
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昭和初期、14歳の女中さんと、女性作家の日常を描いた『うちのちいさな女中さん』。 森薫さんの英国メイド『シャーリー』の日本版といった感じ。時代的には『軍人婿さんと大根嫁さん』と同じくらいなので、昭和レトロ好きな方におすすめの漫画です。 昭和初期の生活描写がすばらしいです。 ...
昭和初期、14歳の女中さんと、女性作家の日常を描いた『うちのちいさな女中さん』。 森薫さんの英国メイド『シャーリー』の日本版といった感じ。時代的には『軍人婿さんと大根嫁さん』と同じくらいなので、昭和レトロ好きな方におすすめの漫画です。 昭和初期の生活描写がすばらしいです。 令子さんの住む日本家屋と洋室が合わさった文化住宅や、都市部で普及していたガスコンロ、上に氷を入れて冷やすタイプの冷蔵庫など、台所まわりも当時の最新設備が揃っています。
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文化の移行期。今では当たり前の生活用品の変化に対する驚き。そして それ自体も 今の目で見れば 懐かしのグッズ。その一つ一つに対するハナさんの反応が新鮮で楽しい。丁寧な作風が それを盛り立てています。ハナさんの驚いたときの黒目がとても愛らしい❗
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