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吉田健一随筆集 平凡社ライブラリー921
1,650円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2021/08/12 |
JAN | 9784582769210 |
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吉田健一随筆集
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
今まで著者の作品は旅と食のエッセイしか読んでいなかったので上流階級出身のおぼっちゃまかと思っていたが大間違い。 とんでもない文人だった。 西洋文学、歴史に関する深い教養に圧倒された。後半はいつもの食と酒の紀行文になったので安心した。本当の教養人とはこういう人だな。
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育ちの良さが売りの、昭和を代表するインテリおっさんの繰り言集。 私とは共通点がまるでない人なんだけど、意外に楽しんで読んだ。 この著者の感覚がすごく分かる。 このおっさんの好きなものは、私もほぼ全部好きかもしれない、と思った。しかし好みの問題というだけでなく、単に私も歳取って隠居...
育ちの良さが売りの、昭和を代表するインテリおっさんの繰り言集。 私とは共通点がまるでない人なんだけど、意外に楽しんで読んだ。 この著者の感覚がすごく分かる。 このおっさんの好きなものは、私もほぼ全部好きかもしれない、と思った。しかし好みの問題というだけでなく、単に私も歳取って隠居ジジイ化しつつあるということなのだろうな、とも思った。ある年齢以上の人間はみんな、この人のつぶやきには共感するんじゃないかしら。 いずれにせよ、「年寄りが日々思うことについて書いた」という体の本だった。かなりどうでもいい話題ばかり、という意味ではツイートに近い。 著者の略歴を見つつ、留学時代の恩師との思い出を描いた文章などを読むと、「なんだか宝くじの一等賞みたいな人生だな」と思った。要するに非常に恵まれた人だな、ということなんだけれど。 しかし、この著者の本職の文学に関する話は、9割分からなかった。いや、9割どころじゃなかったかも。 詩の話などは個人的にすごく興味深かったのだけど、その肝心の詩が、フランス語でそのまま引用されているだけで訳がついてなかったりする。 ヘミングウェイが「私の読者は基本インテリだから、フランス語もスペイン語も分かるはずだし、訳とかいらないんだよ」みたいなことを言っていたらしいが(そしてやたらしゃべり続ける登場人物たちの会話の半分くらいがフランス語だった短編があった)、日本人にそれを求めるのはちょっとひどいわ、と思った。 でも、詩を原語で理解できるなら、あえて日本語に置き代えたくない気持ちもちょっと分かる。 読んでいて、「お、これは名言!」と思うつぶやきがいくつかあった。 「酒というものは、一般に自分が作られたところから離れるのを好まないものだ」とか、うおお、確かに!と思った。 日本酒は遠くへ持っていくと味が落ちる、ということなんだけど。なんかすごく分かる。 お酒についての話は文学の話と違って、非常に理解できた。神田の店の生ビールの描写がすごくおいしそうだったなぁ。 ほかにもいろいろとぐっとくる言葉があったので、それを全部書き写しておきたいところなのだけど、図書館の返却期限が過ぎちゃったので、それはあきらめて、今から返しに行ってきます!!!
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