商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2021/07/29 |
JAN | 9784575244243 |
- 書籍
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仮面家族
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仮面家族
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商品レビュー
3.3
19件のお客様レビュー
ラストはすごくびっくりした。ずっと本当の娘だと思ってたから。 お金の関係の母娘なら、栄子の前半の言動にちょっと違和感を感じなくもないが、そこを無視すればすごくいい作品。 仮面家族って題名に合いすぎている。
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「あの子と仲良くなりなさい」 全ては母親が決める。 成長するにつれて家庭の異常さに気付いたとしても、行方を晦ます以外に逃げる方法などないだろうな。 外面しか見ずに勝手な家族の様子を想像したら、羨ましいと思われてしまいそうだよな。 「あの子に譲ってあげなさい」 指示に従うしかない...
「あの子と仲良くなりなさい」 全ては母親が決める。 成長するにつれて家庭の異常さに気付いたとしても、行方を晦ます以外に逃げる方法などないだろうな。 外面しか見ずに勝手な家族の様子を想像したら、羨ましいと思われてしまいそうだよな。 「あの子に譲ってあげなさい」 指示に従うしかない。 少しでも好意を持っている相手なら兎も角、初めから嫌悪しかないのに好きなふりなど面倒だったろう。 全てが仕組まれたことだと気付いていないまま、上手く掌の上で踊るのは幸せだろうな。 「あの子に嫌われなさい」 崩壊していく家庭に。 素直すぎたが故に皆簡単に騙されてしまったのだろうが、ここまで信用を得れるのもすごいことだよな。 しっかりと登場人物を選んで進んでいく様子は、誰でも良かった訳ではなさそうだよな。 「あの子に絶望を見せてあげなさい」 気付かなかったこと。 悪いことほど本人に事実確認をすることなく事態は進んでいき、最悪な出来事に繋がってしまうのだろ。 後ろめたいことがあったからこそ、裏切ったことを告げぬまま逃げ出していったのだろ。 「絶望のあとに見たものは……」 全てが終わった後に。 最期に背中を押したのは誰だったのか、「誰も」の中に含まれた人間たち皆が敵だったのかもしれない。 失ったものを補ったうえで行ったとはいえ、計画を知らされずに過ごすのは不安だろう。
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夫と娘を支配下に置きさらには隣家を巻き込みながら、母が描く歪な家族の形。一人一人のどこかネジが違えたような不気味さが狂気となって日常を崩壊していく。ぬめりのような感触がまとわりつく作品。どんでん返しが待ち受ける結末なのだけれど、最後の栄子が放った言葉、由布子はこれからどう生きるの...
夫と娘を支配下に置きさらには隣家を巻き込みながら、母が描く歪な家族の形。一人一人のどこかネジが違えたような不気味さが狂気となって日常を崩壊していく。ぬめりのような感触がまとわりつく作品。どんでん返しが待ち受ける結末なのだけれど、最後の栄子が放った言葉、由布子はこれからどう生きるのだろう。
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