商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2021/07/29 |
JAN | 9784065243121 |
- 書籍
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忌名の如き贄るもの
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忌名の如き贄るもの
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商品レビュー
3.8
36件のお客様レビュー
お盆ということでお墓 参りを兼ねて母の実家 を訪ねてきました。 母の実家は戦後すぐに 建て替えた木造住宅で 実に築八十年程。 入口を入ると広い土間 があり、 一段上がって板の間や 畳の間が襖に仕切られ 連なる、 いわゆる農家の間取り です。 私が幼かった頃はまだ 囲炉裏...
お盆ということでお墓 参りを兼ねて母の実家 を訪ねてきました。 母の実家は戦後すぐに 建て替えた木造住宅で 実に築八十年程。 入口を入ると広い土間 があり、 一段上がって板の間や 畳の間が襖に仕切られ 連なる、 いわゆる農家の間取り です。 私が幼かった頃はまだ 囲炉裏がありお風呂も 薪で炊いてました。 お蚕さんがいて機織機 もありました。 そして仏間の鴨居には 亡くなった家人たちの 遺影がずらりと並び、 一人で入ると怖かった のを覚えてます。 厳めしい佇まいの漆喰 の蔵もあり、 お転婆だった私は悪さ したら閉じ込めるよと 言って脅されました。 さて、いいかげん自分 語りが長くなりました が・・・ 物語の舞台は戦後間も ない古い因習が色濃く 残る山村。 シンとした薄暗い廊下 に響くシタっシタっと いう微かな足音。 そんななにげない一文 が呼び起こす遠い日の 記憶。 それは仏間で遺影たち に睥睨され怖気た記憶。 ヒンヤリした蔵に閉じ 込められるかと怯えた 記憶。 そして、ふと気づくと あの頃の私が今の私を 見つめてるような気も ・・・ それはイチコにとって のイナコならぬ、 私の忌名としての存在 だったりして。 そう、私が受けるはず だった災いを身代りに 受けてくれたその子の、 その存在を薄っすらと 感じることができた気 がします。 なかなかオンシーズン な一冊かと♪
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今回も面白かったー! 相変わらず地名や名前の読み方が難し過ぎて登場人物の一覧を何度も見返す。 犯人は意外な人物やろーなと、思ってたのでやっぱりその通りかと。 最後の一文がゾクっとしたが、取り憑かれたかもしくは実は双子かと思ってたので驚きはしなかった。 刀城言耶シリーズは大好きなので次回作の発売を楽しみにしてる!
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★3.8くらい このシリーズでいうミステリーの部分について言えば、構成も素晴らしかったと思う。ほぼその点数。 ホラーの部分は、凶鳥と張るくらい弱くて過去一で怖くなかったかもしれない。普段ホラーを読まないからこそ、このシリーズではホラー要素を味わいたいと思っているので、その点が残念だった。
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