商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2021/07/21 |
| JAN | 9784094530186 |
- 書籍
- 文庫
ミモザの告白
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ミモザの告白
¥726
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商品レビュー
4.2
10件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本作は、決して退屈ではない。むしろ、その誠実さと鋭さゆえに、目を逸らすことができない物語である。しかし同時に、読み進めることがこれほどまでに心を消耗させる作品もまた、そう多くはない。 物語は声高に主張しない。大きな事件が連続するわけでもない。それでも、登場人物たちの選択や沈黙、言葉にできない逡巡が、読者の胸に重くのしかかる。善悪では割り切れない感情の揺らぎ、誰もがそれぞれの正しさを抱えながら、同時に誰かを傷つけてしまう現実。その描写はあまりに静かで、あまりに容赦がない。 とりわけ印象的なのは、「理解したい」と願う心と、「本当の意味では理解しきれない」隔たりが丁寧に描かれている点だ。優しさが万能ではないこと。誠実さだけでは救えない瞬間があること。そうした真実が、淡々とした筆致で積み重ねられていく。登場人物を責めることも擁護することもできず、ただその葛藤を引き受けるしかない。 興味深い。テーマは現代的で、心理描写も精緻だ。物語としての完成度も高い。だが、その完成度の高さこそが、読む者の心を深く削る。読後には、爽快感よりも静かな疲労と、やり場のない余韻が残る。 だからこそ、続編に手を伸ばすことを躊躇してしまう。再びあの痛みと向き合う覚悟が、自分にあるのかと自問してしまう。しかしそれは、この作品が真摯である証でもある。軽く消費される物語ではなく、読者の内面に踏み込んでくる物語だからこそ、安易に次へ進めない。 『ミモザの告白』は、楽しさよりも真実を選んだ作品である。読むことは決して楽ではない。それでも、その痛みの中にしか触れられない感情が確かにある。だからこそ、この物語は強く、重く、そして忘れがたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
主人公の理想主義的なところが、しっかり現実の壁とぶつかっていくように描かれている点がすごく良かったですね。そりゃあうまくいかないだろうみたいなことを、ちゃんとうまくいかないように描いていて、ライバルの世良君がそこをうまくついてくるのも、物語としてよくできているなあと思いました。最終的な落としどころは、この主人公ならありえるところかなとは思いました。問題の先送りみたいなところはあるので、まだまだ葛藤は続きそうですが、物語としてよい着地点で納得できるところによく落とし込んでいると思います。
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重い…めちゃくちゃ考えさせられる。でも夢中になって読んでしまった。 読む前の印象は、表紙の可愛い女の子との恋愛話かな?え?男の子?BLはちょっと…だった。でも読んだらもう言い表せないくらい深い。面白い。自分の決めつけで読まない選択をしなくて良かった。
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