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日本的思考の原型 民俗学の視角 ちくま学芸文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2021/07/12 |
| JAN | 9784480510747 |
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日本的思考の原型
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日本的思考の原型
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商品レビュー
3.3
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
原型、と書いてあるけれども、記紀万葉の昔(あくまで例え、これらが中世及び明治の政治利用のために使われたことは明らか)をとりわけて紐解いているわけではない。どちらかというと、たしかに近代化以前ではあるが、中世の様子を見出した感(読み違えていたら申し訳ない)がある。 宮本常一氏から何度か、柳田國男氏のとくに中期の著作からも数度、引用がある(後期については批判的立場が伺える)。話し合いの発言者として村人にそれぞれ権利のあったこと、民謡と馬子歌などの『しごと「うた」』のリズム抑揚のちがい、牛との旅、歩き方の地金などは、勉強になるというよりは、ちょっとふふっと笑ってしまいながら読むことになった。 ※話し合いについては、他人事に思ったがためにちょっと笑えたのかもしれない。「鶴の一声」があるまでものを決められない「庶民」の体質と、現在実際の人々の生活を顧みない、所謂「上級国民」の相性を考えると笑いも凍りつく。 ほんの数行ではあるが、アイヌ、国栖(くず)、海人(あま)の人びとにことばが割かれていることに安堵があり、また、権力者の意向に反して共同体から心身ともに遁走(というとどうも伝わりが悪いが)してしまった人びとの記述もある。がーーなんというかーー言ってしまっては身も蓋もないが、いかにものやわらかに取り繕われようと、女性やハンセン病患者に対して差別があったこと、前述の先住民に対して締め付けがあったことをすっぱり認めきられないあたり、わたしとこの本は相性が悪いようである。
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もっと精神的な内容が多いと思っていたが、実際には、近代以前の日本の伝統的な文化習慣歴史の具体的な内容が多く記述されていて、勉強になった。 民俗学の視点から近代以前の共同体やその中の個人の在り方などの実態を掘り下げる学問的な本だった。
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高取正男の本は、初めて(だと思う)。近代以前の日本で、どこにでもあった集落の暮らしは、どのようにして成立していたのだろうか、住民は、どのような一生を送っていたのか、積極的、意図的に思いを馳せて考えてみなければ、頭をよぎることすらない普通の歴史に対する興味を呼び起こす、暖かくて豊か...
高取正男の本は、初めて(だと思う)。近代以前の日本で、どこにでもあった集落の暮らしは、どのようにして成立していたのだろうか、住民は、どのような一生を送っていたのか、積極的、意図的に思いを馳せて考えてみなければ、頭をよぎることすらない普通の歴史に対する興味を呼び起こす、暖かくて豊かな内容。
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