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青い舌 現代歌人シリーズ
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青い舌 現代歌人シリーズ

山崎聡子(著者)

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青い舌 現代歌人シリーズ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 書肆侃侃房
発売年月日 2021/07/05
JAN 9784863854703

商品レビュー

4.3

3件のお客様レビュー

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2023/11/20

幽玄、という言葉がぷかぷかと闇間に浮かぶ。 生と死、あなたとわたし、母と子、現在と過去、行ったり来たり、混じり合ったり、反転したり。 仄暗い場所から詠まれている感じもする。 2023年度NHK短歌の第二週選者をされている山崎聡子さん。 番組で紹介される彼女の短歌はそんなに難解でな...

幽玄、という言葉がぷかぷかと闇間に浮かぶ。 生と死、あなたとわたし、母と子、現在と過去、行ったり来たり、混じり合ったり、反転したり。 仄暗い場所から詠まれている感じもする。 2023年度NHK短歌の第二週選者をされている山崎聡子さん。 番組で紹介される彼女の短歌はそんなに難解でない歌を選んでいるのだろうか。 私には全体的にちょっと難しく感じた。 歌人でもある花山周子さんが手掛けたブルーグリーンの装丁が美しい。

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2023/10/31

静けさと鮮烈さが同居している。 過激を文学のベールに丁寧に包んでいる。 美しさと禍々しさがせめぎあっている。 ほの暗さ、うしろめたさ、不穏さがうっすらと漂っている作品が多く、大変好みだった。また、単語自体にはそれほど強さがないのに、取り合わせによって強烈な棘を孕んだ詩の数々に心...

静けさと鮮烈さが同居している。 過激を文学のベールに丁寧に包んでいる。 美しさと禍々しさがせめぎあっている。 ほの暗さ、うしろめたさ、不穏さがうっすらと漂っている作品が多く、大変好みだった。また、単語自体にはそれほど強さがないのに、取り合わせによって強烈な棘を孕んだ詩の数々に心拍数が上がった。 ー『蟻に水やさしくかけている秋の真顔が私に似ている子供』(p68) ー『縄跳びに入れないままおしっこで湿る体を携えていた』(p57) ー『魚卵のいのちが真っ赤に灯る食卓でお誕生日の歌をうたった』(p86)

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2021/11/17

言葉の端々に渦巻く〈恐怖〉と〈冷たさ〉。 時が流れるにつれて、朝日がのぼっていく。 読んでいて、ふと泣き出したくなってしまったときがあった。

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