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クレイジー・フォー・ラビット
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クレイジー・フォー・ラビット
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商品レビュー
4
19件のお客様レビュー
愛衣が小中高と大人になる過程を一緒に追える作品。他人が嘘をついているのが匂いで分かってしまうせいで、友人と本物の関係を模索しすぎて空回りしていた。私たちは普段、友達や家族の本音を知りたいと思うが、本音や嘘が全て分かってしまったら、他人と関係なんて築けないのだろう。隠しておいた方が...
愛衣が小中高と大人になる過程を一緒に追える作品。他人が嘘をついているのが匂いで分かってしまうせいで、友人と本物の関係を模索しすぎて空回りしていた。私たちは普段、友達や家族の本音を知りたいと思うが、本音や嘘が全て分かってしまったら、他人と関係なんて築けないのだろう。隠しておいた方が良いこと、嘘をつかなければいけないこと、それがあることを大人になる過程で学んでいく愛衣だった。吉乃の自分を自分だと主張できるところに憧れを抱き、少しでも吉乃に近づきたいと思う。憧れの人だからこそ、タバコを吸う吉乃が見られたことは嬉しいが、そうやって理想の人も何かと裏があり、自己を保っているということを知る。憧れとは程遠く、友達を作ることに精一杯になり、関係を拗らせてしまう。なりたい自己との乖離はなかなか埋められないものであり、ときに自分を苦しめるものになる。大人になっても周りの人との関係は続き、誰もが誰かと関わらなければ生きていけないのだと思った。愛衣の子どもの優里が私の幼少期にそっくりで、私の親もこんなこと思っていたのかなと思った。
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時の流れとともに友達との距離が近づいては離れてを繰り返すところが現実的だと感じた。自分は小学生の時に仲が良かった人とは今では疎遠だし、中学生の時の友達とはたまに連絡を取ったり、高校生の時の友達はあまり連絡を取れていなかったり...。人間関係で悩むのって一生なのかもしれない。
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隠し事の匂いをかぎとってしまう主人公。 私はそんなの能力は無いけど、友人関係の距離感とかふと湧き立つ緊張感とか、リアルでヒリヒリした。ほぼ主人公とは同年代なので、時事的な内容とか凄くリンクして読めました。
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