いきものづくしものづくし(5)

田中豊美(絵), 荒川暢(絵), 柴崎瑞季(絵)

• 販売会社／発売会社: 福音館書店
• 発売年月日: 2021/07/04
• JAN: 9784834085129

商品レビュー

2021/12/01

〇好奇心に火をつけて！

「しっぽ」
　絵:田中豊美
　　←しっぽはどんな役割をしてるのかな？って見ました。木の上、地面で歩く・走る、空を飛ぶ、水中で泳ぐとき。
　解説:三浦慎吾
　　←ふさふさしっぽを襟巻きのように全身に使えるレッサーパンダのしっぽが欲しい！

「かいがら」
　絵:荒川暢
　　←本物と同じ大きさなのかな？貝殻拾いにいきたい
　解説:池田等、編集部
　　←貝の生態と種類、人と貝殻。お金、貝の漢字の起源、ボタン、貝合わせ。

「きのかたち」
　絵:柴崎瑞季
　　←枝のつきかたや伸び方、葉の向き方が木によって違うことが一目でわかる。
　解説:多田多恵子
　　←それぞれの木の枝ぶり、なぜ枝を広げるのか、根・幹が変わっている木の理由など。観察への第一歩。

「くもといと」
　絵:秋山あゆ子
　　←クモの国に迷い込んだよう。さすが、秋山さん。
　解説:池田博明
　　←クモによってクモの巣の形が違う。糸についたねんきゅうが虫などをくっつける。糸を投げるクモ、くっつかない網を張るクモ、網を張らないクモ。命綱でもある糸、タマゴを包むクモ。クモの体に糸を作る場所は６つある。

「ボール」
　絵:東海林巨樹
　　←不思議な絵！いろんな球技のボールが浮かんで、それぞれの球技の光景や道具がふわり。
　解説:編集部
　　←ボールは私たちを夢中にさせる。ボールのための道具。ボールの作り方。サッカーとラグビーの起源。

「ようふく　きるもの」
　絵:岡本あづさ
　　←ちょうど人形に着せてあげられそうな大きさ。人形を持っている子はファッションショーを脳内開催するかも。
　解説:朝日真
　　←最初は紐なのか！洋服の起源にへえ～。ダッフルコートのボタンは古くから！へえ～。

「そらののりもの」
　絵:影山徹
　　←時代や種類の違う空の乗り物が一堂に！宮崎駿作品の1シーンみたい。
　解説:苅田重賀
　　←飛行機の歴史。空想上のもの、誕生、仕組み。飛行機の今。夢を見続けること。

2021/07/08

大判ものづくし図鑑。
平凡社の「えほん百科」が50年のときをへて戻ってきたような…

1冊につき7テーマ（「いきもの」４＋「もの」３）それぞれ見開きいっぱいの絵＋巻末に別冊「読む本」

しっぽ（田中豊美）小学校の国語の教科書で読んだ「しっぽのはたらき」を思い出す。
かいがら（荒川暢）
きのかたち（柴崎瑞季）全体の姿とサイズ感がわかりやすく好きなページ
くもといと（秋山あゆ子）蜘蛛といえばの秋山あゆ子さん
ボール（東海林巨樹）
ようふくきるもの（岡本あづさ）
そらののりもの（影山徹）山本忠敬『飛行機の歴史』や佐々木マキ『飛びたかった人たち』が参考文献