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夜の爪痕 ハヤカワ・ミステリ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2021/07/01 |
JAN | 9784151846014 |
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夜の爪痕
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夜の爪痕
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商品レビュー
3.3
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
うーん…、ツマンナイ(^^ゞ “あっさり”とか、“淡々”とか、他の方も書いているけど、本当にそんな感じ。 やたら短い章立て(著者はスピード感を狙って書いたんだと思うけどw)も相まって、なんだかウィキペディアで「夜の爪痕事件」のところを読んだ… みたいな感じ。 ミステリーがないんだよね、これって。 ま、ミステリーというよりはサスペンスなんだと思うけど、それにしたってミステリー(謎)の部分がなさすぎかなぁ―。 ほんと、ストレ―ト。 ストレ―トと言っても、描きようによってはもんのすごい剛速球になるスト―リ―だと思うんだけど、最初から最後までたんなる直球。 ミットに収まったボ―ルがたてる音が「ズバン!」じゃなくて、「パスっ」みたいな。 その割に、事件自体は残虐で凄惨で。浮ついていて身勝手でザラついている(ただ、それも“あっさり”“淡々”だから。気持ちは大して沈まない)。 ま―、こういう言い方はよくないかもしれないけど。でも、カバ―の返しにある著者の写真そのままだな―なんて思っちゃったかな?(^^; (著者の写真を見て、なんか好きじゃないと思った人は読まなくて正解?w) 訳者あとがきに、「ガリアン(著者)は夜のパリが好きだという。夜が明ける頃にケバブを買って道端で食べるのが楽しいという。夜は、顔が見えないと思って安心している人々が本当の姿を見せてくれる瞬間だから」とあるけど、なら、なんでそれを描かないだろう? パリが舞台で、この表紙。著者は現職の警察官とあれば、さぞや夜のパリを鮮やかに読ませてくれるんだろうな―と期待していたのに、もぉ―っ!(^^ゞ パリって、唯一行ったことがあるヨ―ロッパの街だったりする。 と言っても、トランジットで夜に食事した後に散歩しただけだから、夕方から深夜のパリしか知らない。 でも、日本の街にはまずないあの特有の暗さはすごく印象に残っている。 こういうご時世なんだからさ。ちょっとでもいいから、そういう感覚を味わいたいじゃんw そういう面でもこの著者って、あの写真そのままの人なんだなぁ―って思っちゃうんだよね(^^ゞ ラストのオチ(?)にしたって、え―、その人とその人が知り合いってあり得るぅ~!?みたいな感じがするし。 (なんでも写真にもってちゃうようだけどw)なんだか、いかにもこの顔の人が好き好んで作りそうな展開だなぁ―って思っちゃうんだよねw ていうか、これで「パリ警視庁賞」なら、例えば横山秀夫がフランスで小説書いてたらどうなっちゃうんだよ?って。 そういう意味では、逆にもしこの本の著者が日本人で、この小説を出してたらどういう評価を受けるんだろう?なんて思っちゃうかな。 日本人のミステリ―小説って、至れり尽くせりすぎ!とか思っちゃうことも多いんだけど、 実は世界的に見てもかなりレベルが高いのかもしれないな―なんて思った(^^ゞ 最近、面白い海外ミステリ―から見放されている。 なんか、いいのない?w
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パリの刑事フィリップ。50代でキャバレー課から犯罪捜査部へ異動。残虐な事件が起こり新任ながら課長として指揮をとる。キャバレー課にいたということで夜のパリを知り尽くしていてそのことが捜査を前に進めていく。警察小説として面白く展開されていくのだけれど犯人がまだ判明していない時点でこの...
パリの刑事フィリップ。50代でキャバレー課から犯罪捜査部へ異動。残虐な事件が起こり新任ながら課長として指揮をとる。キャバレー課にいたということで夜のパリを知り尽くしていてそのことが捜査を前に進めていく。警察小説として面白く展開されていくのだけれど犯人がまだ判明していない時点でこの人が犯人だなと思ってしまうほど不自然というか大袈裟に書かれているような箇所がありそこがすこし残念だった。それでもラストにある犯人との一瞬の対峙の場面は迫力や緊張感があってよかった。続編も書かれているということでぜひ読みたい。シリーズが途切れず発売されることを願ってます。
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パリの警察もの。事件が日にちを追って書かれていて、プロローグがうまく生きている。地道な捜査の様子やパリの街の道路の狭さや渋滞もリアル。ヨーロッパの作品にしてはドロドロした所がなくあっさり目。
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