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『シン・エヴァンゲリオン』を読み解く
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『シン・エヴァンゲリオン』を読み解く

五十嵐太郎(著者), 久保豊(著者), 近藤銀河(著者), 斎藤環(著者), 河出書房新社編集部(編者)

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1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2021/06/26
JAN 9784309291468

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2021/08/16

斎藤環、西田藍、最果タヒなど14人による『シン・エヴァ』論評。 『SFマガジン』や『ユリイカ』の執筆者が多い。 本書を読む前に、最低でも劇場版4作と、ドキュメンタリー「さようなら全てのエヴァンゲリオン~庵野秀明の1214日~」(NHKオンデマンド等で視聴可)を観ておく必要がある...

斎藤環、西田藍、最果タヒなど14人による『シン・エヴァ』論評。 『SFマガジン』や『ユリイカ』の執筆者が多い。 本書を読む前に、最低でも劇場版4作と、ドキュメンタリー「さようなら全てのエヴァンゲリオン~庵野秀明の1214日~」(NHKオンデマンド等で視聴可)を観ておく必要があると思う。 が ドキュメンタリーを観ない場合は「エヴァンゲリオン自体が庵野氏の私小説的作品であったこと」、 ゆえに「新劇場版にのみ登場する真希波マリは『庵野エヴァ』の外のキャラクターとして庵野氏はほとんど関わらず、それがエヴァンゲリオンを完結に導いたこと」、 「『シン・エヴァ』はアニメでありながら俳優に演じさせ撮影し、そのモーションキャプチャーから作り出すなど特撮との複合的な制作が行われたこと」 などは知っておきたい。 各論評についての感想は以下(掲載順)。 斎藤環「エヴァの呪縛、その成立と解放」 ★★★★★ 解釈としては王道に思える。 五十嵐太郎「ポストカタストロフの新景観」 ★★★★★ 建築評論家らしく景観や都市論を中心に据えている。 松下哲也「『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は模型のアニメである」 ★★★★☆ 特撮ファンには刺さるかもしれない。実際に模型を作って撮影した第3村を特に取り上げている。 坂口将史「『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に見られる『特撮表現』」 ★★★★☆ タイトルの通り、論評というより解説。 伏見瞬「物語の外側へー宇多田ヒカルと真希波・マリ・イラストリアス」 ★★★★★ この発想は思い付かなかった。 西田藍「ハーフ美少女、アスカ」 ★★★★★ 西田さんのバックボーンを知らないと分かりにくいと思う。 久保豊「エヴァの呪縛に中指を突き立てる」 ★★★☆☆ 普通。 照宮健太「初恋の喪失と、ありがとう、さようなら。『シン・エヴァ』が描いた”成長”」 ★★☆☆☆ 物足りない。 高島雄哉「さよならの向こう側ー<説明不足>としての宇部、あるいは<情報過剰>アダプテーション」 ★☆☆☆☆☆ なに言ってるか分からない。 最果タヒ「世界が殺した人たち」 ★☆☆☆☆ 初めて最果タヒさんの文章を読んだ。期待値が高すぎた。 近藤銀河「『シン・エヴァンゲリオン』とポストフェミニズム」 ★☆☆☆☆ 穿ち観し過ぎ。 藤田祥平「宇宙物理学的観点からみた庵野秀明の死の問題とエヴァンゲリオンの継承」 ★★★★★ 唯一、旧劇場版と新劇場版のラストをきちんと比較論評している。 ふぢのやまい「ネビュラ・スライス・ギムレット」 ★★★☆☆ 映像寄りで専門的すぎてついていけなかった。 難波優輝「アニメーション・エヴァンゲリオンー動くもののエポジー」 ★★★★★ 最初の斎藤環氏と対照を成す良い論評。

Posted by ブクログ

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