1,800円以上の注文で送料無料

コーヒーに砂糖は入れない
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍

コーヒーに砂糖は入れない

松下育男(著者)

追加する に追加する

コーヒーに砂糖は入れない

2,640

獲得ポイント24P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 思潮社
発売年月日 2021/06/21
JAN 9784783737513

コーヒーに砂糖は入れない

¥2,640

商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2022/09/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 著者による『詩の教室』を読んでみたので( https://booklog.jp/users/yaj1102/archives/1/4783738262 )、では、実際、先生たる著者の作品、詩集を読んでみようと手に取った。  年代が近いころに書いた詩ということもあってか、なかなか良かった。勤め人をしていたことにも関係あるのかもしれない。  著者18年ぶりの詩集だそうだ。 『詩の教室』で語られていることを実践しているようで、それも良かったのかもしれない。例えば、 「詩が書けないときはいったん日記に戻る。日記よりましかどうかを判定してみる。日記を基準に置く。これが対処法のひとつ目。」  と『詩の教室』にあるように、本書のほうに「日記のように 2019」という詩もあったりする。  ひと回り以上離れた著者であるが、本書に収められている詩は、空白の18年の間に書かれたものも含まれるのだろう。「ほかのものがみたい」という詩の中に、 「五十六歳 こんなところでこんなことをしている自分を あのころに想像することはありませんでした」  あるいは、表題作に、 「もう 五十七歳の夏になっていた」  とある。  今の自分と同じ年齢の時に書かれたのだろう。  56の今、これらの詩に触れることが出来たのは幸いだったかもしれない。「五十七歳の夏になっていた」と、気づかぬうちにそうならないよう、いろんな感性を働かせていこうと、刺激を受けた。  「床屋で」という、年老いた母親のことを語った詩も、もう少し先に味わう感慨なのだろうなと、しみじみさせてもらった。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品