商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2021/06/17 |
JAN | 9784000614733 |
- 書籍
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風と共に去りぬ
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風と共に去りぬ
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
大久保・竹内訳で「風と共に去りぬ」に親しんでいた派ですが、荒このみ氏の訳本でも久しぶりに読んでみたいなと思いました。 多々の参考文献で現れる、南北戦争当時のアメリカの歴史背景、作者ミッチェルの人となりや周囲との関係、そして、「風と共に去りぬ」の文学的な立ち位置や表現し得るもの。「...
大久保・竹内訳で「風と共に去りぬ」に親しんでいた派ですが、荒このみ氏の訳本でも久しぶりに読んでみたいなと思いました。 多々の参考文献で現れる、南北戦争当時のアメリカの歴史背景、作者ミッチェルの人となりや周囲との関係、そして、「風と共に去りぬ」の文学的な立ち位置や表現し得るもの。「タラへの道」を読んだ私などにはとても興味深い読書でした。
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米国文学の名作『風と共に去りぬ』の解説書。『風と共に去りぬ』が「ポリティカル・コレクトネス(政治的・社会的に正しいこと)の立場からふさわしくないと、十分に読まないままに批判し、否定している」ことが批判される(239頁)。日本でもブラック企業批判に対し、ブラックは黒人を意味し、人種...
米国文学の名作『風と共に去りぬ』の解説書。『風と共に去りぬ』が「ポリティカル・コレクトネス(政治的・社会的に正しいこと)の立場からふさわしくないと、十分に読まないままに批判し、否定している」ことが批判される(239頁)。日本でもブラック企業批判に対し、ブラックは黒人を意味し、人種差別になるとの的外れの批判がある。
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岩波文庫の新訳版「風と共に去りぬ」の翻訳者である荒このみ氏が、全六巻の各巻に書いた解説をまとめ、更に第一章を書き足して一冊の本とした。 新潮版の鴻巣友季子氏が「謎とき『風と共に去りぬ』」でマーガレット・ミッチェルのその文体に注目して語ったのに対して荒氏は南北戦争に至るアメリカ南部...
岩波文庫の新訳版「風と共に去りぬ」の翻訳者である荒このみ氏が、全六巻の各巻に書いた解説をまとめ、更に第一章を書き足して一冊の本とした。 新潮版の鴻巣友季子氏が「謎とき『風と共に去りぬ』」でマーガレット・ミッチェルのその文体に注目して語ったのに対して荒氏は南北戦争に至るアメリカ南部の歴史、スカーレットの父ジェラルドがアイルランドからの移民である事、母エレンがフランス系アメリカ人である事、乳母のマミーが肌の色が真っ黒な黒人であるとわざわざ書かれ、オハラ家に混血(ムラトー)の奴隷が登場してこない理由、それぞれの設定に隠された歴史的な意味などを詳しく解説する。 それは日本人には馴染みがないが、「風と共に去りぬ」が書かれた1930年代のアメリカ人ならそこから読み取ったであろう事を教えてくれる。
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