商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2021/06/23 |
| JAN | 9784065237809 |
- コミック
- 講談社
ハコヅメ ~交番女子の逆襲~ 別章 アンボックス
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ハコヅメ ~交番女子の逆襲~ 別章 アンボックス
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商品レビュー
4.9
14件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
もうウェブ版は何周しているか分からないハコヅメで、アンボックスを読むのも何度目かだけど、改めて紙で買い集めている流れで再読。 何度読んでも辛い。辛いが、ずっとカナを応援してる。 伏線が幾重にも張り巡らされているハコヅメの中でも、モジャとカナの縁は重要なもので、ふたりは対称的な育ちでありながらふたりとも闇が深いことに、今回カナに焦点が当たることで初めて気づかされる。 そして、本編でたびたび登場したお騒がせカップル。ずっと追ってきたからこそ、予想していなかった顛末に胸が苦しい。日常はこうやって破られるんだ。 カナが追い詰められるのも当然。横井教官のみならず、16巻の猿渡署長はカナが現実を知りすぎている弱さを見抜いていんだね。仲間という鎖、組織への忠誠。そうしたものを受け入れるには、そうしたものをよりどころにするには、現実の苦しみや理不尽を幼い頃から内面化させていては厳しい。猿渡署長の観察眼を通して、カナの警察組織への裏切りが暗示されていた16巻は、その時には意味不明だったけど、アンボックスではそれが見事に描写されている。 それでいてなお、カナという人物の素晴らしさ、彼女へのみなの愛が感じられた。 〝もしも〟西川係長が元気でいてくれたら。そんな思いを抱かせつつ、理不尽な現実でのカナの新たな旅立ちにやはりエールを送りたい。 あ。書き忘れた。山田は全員の光の戦士だわ。まじで光の者。『ぼく地球』でも思ったけど、光の存在って強いねまじで。そしてこの後の益田くんが可哀想(涙)
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生活安全課の黒田カナを主人公にした物語。 そのタイトル通り、ハコヅメの別章。 ある喧嘩ばかりを繰り返すカップルがいた。喧嘩の度に警察が何度も間に入り、別れた方が良いと促していた。 ある日、本気で別れる、そう言う彼女に物理的に離れた方が安全だと判断して実家に彼女を送り届けたカナ。 ...
生活安全課の黒田カナを主人公にした物語。 そのタイトル通り、ハコヅメの別章。 ある喧嘩ばかりを繰り返すカップルがいた。喧嘩の度に警察が何度も間に入り、別れた方が良いと促していた。 ある日、本気で別れる、そう言う彼女に物理的に離れた方が安全だと判断して実家に彼女を送り届けたカナ。 そこで彼女、るみに自分が掛けられた言葉を話した。 「生まれた境遇で生き方が選べない子供たちが大勢いる。世界は広いということ。色々な生き方の道がある。世界が広いということを知って欲しい。」 カナの生い立ちや過去は、読んでて辛いものがある。 だからこそ、るみへの説得の言葉に重みがあった。 しかし自体はその2日後に急変する。 るみと彼氏が生活していた家にて体力の血液が見つかり、るみが行方不明。彼氏も逃亡している。 現場を保全する警察官と、真相を知ろうとする新聞社の対立。 DV被害を何度も通報で受けていた生活安全課の立場。捜査会議にて、自分達がいながら、と震えるカナ達に係長1人が矢面に立つ。 逃亡する、るみの彼氏大山を追う警察。 血の海を残して発見されていないるみの行方を捜索するカナ達。 るみが遺体で発見され、被害者遺族と話をするカナ達。 被害者の噂が出回り良くない事をSNSで書かれて、 被害者遺族も悪く言われて、 ああなんて生きづらい世の中なんだろうって胸が苦しくなる。 誰がどんな仕事をしていたっていいじゃないか。 殺された方が悪いなんてなぜ思うのだろうか。 被害者家族に悪意を向ける世の中に最近はどんどん失望していく。 捜査する警察官も、それを追う新聞記者も、疲弊していく。 カナはるみが死んでしまったのは自分のせいではないのか、と自問する。ああすれば良かったのか、でもあれがベストだった、他に方法はなかった、大山を逮捕していればよかったのか、他の人が担当だったら死ななかったのか、私なんかが警察官にならなければ、、、 そんなことを考えながらたどり着いたのは誰もいない会議室。 机の上に手帳や持ち物を一つ一つ綺麗に並べていく。 頭の中に警察学校時代の横井教官の言葉が蘇る。 「腰の拳銃は国民を守るために国民が託した警察への信頼の証!よって、これだけは許さん!拳銃自殺は国民と組織に対する最悪の裏切りだ!」 その言葉が頭をよぎるのに、カナは気づいたら拳銃を自分のこめかみに当てていた。 生まれてこなきゃ良かった 誰の役にも立てなかった たくさんの人を不幸にした 私は「仕事に殺された」んだって それだけこの世に残させて 追い込まれて、追い込まれ過ぎたカナを助けたのは同期の山田だった。 貴重な睡眠時間を削って、カナの自室で寝る。 そこに変な感情は無くて、 警察学校時代の仲間で、一緒に働く同期で、 せめて性欲処理でも…というカナに山田は俺を思うなら生きて!死ぬな!と言う。 ああ、山田も良い男だなぁ。 カナは最後の最後にるみの行動を明らかにする。 それは家族にとって救いであり、犯人に自供させる道具にもなって。 それでも拳銃自殺をしようとした自分は処分されて当然、そういう事じゃないと咎める上層部に、警察官である事がもう耐えられない、と警察官を辞めることを告げる。 せめて誰にも知られず辞めたいというカナの意向を踏んで当日まで誰も知らなかったが、そこに横井教官がやって来て、「辞めるなら、この引き止める手を全部振り払って辞めな!」と言いながらも、号泣してカナの無事を祈り、頑張れ!と叫ぶ教官のシーンは涙が溢れた。 黒田カナという人物がどれだけ愛され、惜しまれる存在だったのか。 仲間を仲間と思えないと言っていた警察学校時代と違い、警察を辞めた事で仲間だと思えるようになったカナの未来が明るくていいお話しでした。 それでもやっぱり、カナには辞めて欲しくなかったなぁ…。
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この作者は絶望を描くのが上手い。 とはいえ希望が持てる着地でよかった。 シリーズで一番泣いた。 こんなに命削って日々働いてる人達がいるんだなあと考えさせられた。
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