商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 春秋社 |
発売年月日 | 2021/06/11 |
JAN | 9784393138052 |
- 書籍
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深大寺の白鳳仏
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深大寺の白鳳仏
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
(借.新宿区立図書館) 「調べれば調べるほどハマっていくエセ医療の沼」という言葉がSNSに載っていたが、エセ医療という所を陰謀論や歴史問題などとも言い換えられるだろう。この本の内容もちょっと似たところがありそうな気もする。深大寺の釈迦如来像(薬師、弥勒説もあり)について県犬養(橘...
(借.新宿区立図書館) 「調べれば調べるほどハマっていくエセ医療の沼」という言葉がSNSに載っていたが、エセ医療という所を陰謀論や歴史問題などとも言い換えられるだろう。この本の内容もちょっと似たところがありそうな気もする。深大寺の釈迦如来像(薬師、弥勒説もあり)について県犬養(橘)三千代→光明皇后(皇太后)→橘諸兄→高倉福信という伝来で武蔵国に伝わったという説を出しているが、一定に説得力はあるもののそれほど確定的とは言えない。調べていく中で自分に都合のよい部分を見つけるとそれをつなぎ合わせて論を立ててしまいがち。そもそも奈良期に武蔵に伝わったかどうかも不明なのだから。(意外に江戸期だったりして) そして著者の歴史認識にちょっと不足を感じる。肖奈(高麗、高倉)福信の系譜ももう少し歴史的に見なければならないだろうし最初の方の古代史概略理解も若干古いようだ。仏像の専門家とか坊さんだけでなく、なぜ古代史の研究者の意見も求めなかったのだろうか?著者が最近亡くなったという情報もあるので今更ではあるが。 ただこの本の良いところは香薬師像の右手「発見」の経緯や(やや足りないとはいえ)深大寺像の問題が書かれているところ。ミスリードに気を付けつつ読めば参考になる本である。
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新薬師寺の香薬師像、法隆寺の夢違観音像と並び、白鳳仏を代表する深大寺の国宝釈迦如来像。 なぜ京都から離れた武蔵野の地にあるのか。 長い間の謎です。 どこで造られ、どの様な経緯でもたらされたのか。 香薬師像の右手を発見した著者が、謎の解明に迫ります。 ミステリを読んでいるようで、と...
新薬師寺の香薬師像、法隆寺の夢違観音像と並び、白鳳仏を代表する深大寺の国宝釈迦如来像。 なぜ京都から離れた武蔵野の地にあるのか。 長い間の謎です。 どこで造られ、どの様な経緯でもたらされたのか。 香薬師像の右手を発見した著者が、謎の解明に迫ります。 ミステリを読んでいるようで、とにかく面白いです。
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深大寺釈迦如来倚像はあの香薬師像と同じく白鳳三仏に数えられる傑作で、その由来が著者によるつい最近までの取材によって推理された。天皇家の側近として地方の渡来系としては異例の出世を遂げた高倉福信が深大寺にもたらし、実際に彼を重用したと考えられる光明皇太后が軸となり、像を制作させたのは...
深大寺釈迦如来倚像はあの香薬師像と同じく白鳳三仏に数えられる傑作で、その由来が著者によるつい最近までの取材によって推理された。天皇家の側近として地方の渡来系としては異例の出世を遂げた高倉福信が深大寺にもたらし、実際に彼を重用したと考えられる光明皇太后が軸となり、像を制作させたのは類似した念持仏が伝わるその母の県犬養橘三千代、その子で皇后の異父兄の橘諸兄が像を引き継いでいたという推測。
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