商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 花伝社/共栄書房 |
発売年月日 | 2021/06/07 |
JAN | 9784763409713 |
- 書籍
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立憲民主党を問う
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立憲民主党を問う
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55年体制への批判、イデオロギーのマトリクス、特に外交政策のマトリクスは勉強になった。さすが政治学の教授である。 しかし、提言は恐ろしく納得できなかった。以下にその理由を記述する。 1、日本共産党への評価 筆者は立憲民主党は日本共産党と連立を組むことでリベラル派による政権交代を...
55年体制への批判、イデオロギーのマトリクス、特に外交政策のマトリクスは勉強になった。さすが政治学の教授である。 しかし、提言は恐ろしく納得できなかった。以下にその理由を記述する。 1、日本共産党への評価 筆者は立憲民主党は日本共産党と連立を組むことでリベラル派による政権交代を支持する。しかし、共産党への評価があまりに的を得ていない。筆者によれば、共産党は資本主義を容認し、民主主義的なイデオロギーを持つとする。 確かにどちらも共産党が自称していることではある。歴史的にみても早期に日本共産党はソ連から決別し、また暴力による革命を目指した派閥とはとうに分離している。しかし、共産党の自称をそのまま鵜呑みにするのには無理がある。 共産主義は私有財産の放棄を条件とする。では筆者は私有財産を放棄した状態を資本主義とお考えなのか。この点について、筆者はあえて目を瞑っているとしか考えられない。「日本共産党綱領 五、社会主義・共産主義の社会をめざして」では資本主義から社会主義・共産主義へと発展を遂げる際に、私有財産を保証する事が述べられているが、これが共産主義の社会を目指すという文脈と矛盾している。しかしこれについては、共産主義思想が日本共産党では中国共産党同様にとうに形骸化しており、共産主義の権威だけ借りている似非イデオロギー政党であるとすれば、社会民主主義政党であると形容できる。 同様に、共産党の自称民主主義についても批判を加えるべきだ。民主主義を自称するくらい、現代国家はどこでもやっている。中国も北朝鮮も民主主義を取り入れている事を自称する。ここでダールのポリアーキーの概念を持ち出して民主主義を再考する必要があり、日本共産党の言う民主主義はこれに当てはまらない。彼らは民主集中制を掲げ「党内に派閥・分派は作らない」としている。民主主義は意見の異なる対立を前提としている。よってこれは民主主義に矛盾する。また、「意見がちがうことによって、組織的な排除をおこなってはならない」としているが、実際には松竹信幸氏が民主集中制を批判した事で、名目上は違うものの明らかに異なる意見を出したために除名された。 以上から日本共産党への評価は的を得ていないし、立憲民主と連立を組むならば、少なくとも私は支持できない。 2、筆者のいう外交安全保障の根拠のなさ 筆者は外交安全保障において対米従属×非武装経済重視を経てゆくゆくは対米独立×非武装平和国家の理想主義を支持し、東アジア共同体を築き対米従属から離脱する必要性を説く。 対米従属を拒否する路線は私も賛成だ。2024年、トランプが再選する恐れのあるアメリカの政治体制は信用を失墜しているし、かといってバイデン政権ではウクライナ戦争を誘発してしまった。またイラク戦争への加担も私は支持できない。 しかし、対米従属を避けるならば軍事力増強の路線をとり、ゆくゆくは対米中立の立場を取る路線の方がより現実的である。対米従属×非武装の立場は今の国際情勢では通用しない。筆者の主張では東アジア共同体や鳩山政権への批判はあるが、結局現実的なビジョンが見えてこない。 3、第2自民党と国民民主党への評価 政権交代を果たす以上、第二自民党はいらない、とする主張は一部同意を示す。自民党に近いイデオロギーを示している政党がある程度ならば私は反対しないが、例えば維新の会、馬場代表が第二自民党を自称してしまっていることについては明確に反対である。 本書では第二自民党として国民民主党が挙げられる。確かにイデオロギーは近いが、私は自民党よりも良い政党だと期待しているし、期待したいと考えて支持している。例えば改憲案についても国民は自民の改憲案に反対であるし、本書ではネオリベと批判されていたが公務員の給与をあげることなど、反対の政策を掲げている。どちらかといえば立憲の方が財政緊縮派は多い。立憲の「右でも左でもなく前へ」という売り文句が批判されていたが、国民は給料をあげる意味で「右でも左でもなく上へ」を掲げる。筆者がこれをみたら批判すると予想するが、分厚い中間層を目指す意味で重要な政策方針であるし私は支持する。(言葉遊びなので賛否両論あるとは思うが) 以上が私のこの本に対する評価及び感想となる。辛口に書いたがそれはおそらく私が(自称はしていないけれども)保守よりだからであろう。しかし真っ当に批判したつもりではある。本書の内容は学ぶ所もあったが、提言に対しては概ね賛成できなかった。
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これもしんどいわあ。 まあ、視点の違いと言えばそうなんだが、自分の感性と違うところは、論の必要もなく否定。 否定というか、レッテルだろうなあ。 小沢一郎を、わかりにくいという。 わかりやすいと思うんだけど。 理念なく、権力こそ政治。 それを認めたくないので、気持ちいい言...
これもしんどいわあ。 まあ、視点の違いと言えばそうなんだが、自分の感性と違うところは、論の必要もなく否定。 否定というか、レッテルだろうなあ。 小沢一郎を、わかりにくいという。 わかりやすいと思うんだけど。 理念なく、権力こそ政治。 それを認めたくないので、気持ちいい言葉が見つからない、というだけじゃないのかなあ。 立憲さん、学芸会か。
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立憲民主党の問題点と今後のあり方を分かりやすく解説。次回選挙では連合と決別し、共産党と共闘して欲しい。
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