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パッサカリア フィクションの楽しみ
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パッサカリア フィクションの楽しみ

ローベル・パンジェ(著者), 堀千晶(訳者)

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パッサカリア フィクションの楽しみ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 水声社
発売年月日 2021/05/25
JAN 9784801005709

パッサカリア

¥2,200

商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

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2022/05/16

短さP100に驚く。アドルフォ・ビオイ・カサーレスっぽいなー、いや、ロブ・グリエっぽくもあるなー。あとがきにロブ・グリエと仲良しと書いてある。こういう、時代とか場所がわからないような書き方って凄いと思っている。母国スイスが息苦しくパリに居住を移し、画家としてスタートして音楽にも造...

短さP100に驚く。アドルフォ・ビオイ・カサーレスっぽいなー、いや、ロブ・グリエっぽくもあるなー。あとがきにロブ・グリエと仲良しと書いてある。こういう、時代とか場所がわからないような書き方って凄いと思っている。母国スイスが息苦しくパリに居住を移し、画家としてスタートして音楽にも造詣深いらしく、やっぱそういう人って文章しかやらない人の頭でっかちさがなくて、いいルールの破り方を知ってるというか、全体の調和を形成するのがうまいなーと思った。かなりお気に入りの作家。たくさん読みたいぜ。

Posted by ブクログ

2021/10/03

固有名詞が出てこない。だから、誰が何について話していて、何をしているのかが分かりづらい。 だけども、それが繰り返しされてまた戻る。そして重なり合って、少しずつずれていく。まるでパッサカリアのように。 その、グラグラと酔っていくような感じは、とても不思議で、全てが幻影のよう。 こ...

固有名詞が出てこない。だから、誰が何について話していて、何をしているのかが分かりづらい。 だけども、それが繰り返しされてまた戻る。そして重なり合って、少しずつずれていく。まるでパッサカリアのように。 その、グラグラと酔っていくような感じは、とても不思議で、全てが幻影のよう。 これは繰り返し読むべき本だ。

Posted by ブクログ

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