商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2021/05/27 |
JAN | 9784049138092 |
- コミック
- KADOKAWA
コーヒームーン(3)
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コーヒームーン(3)
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なんか色々予想外で予想外過ぎた巻 影に歯向かって明日を目指すと決めたピエタ。その過程で示されたのはピエタの願いの根源か 幸せだったからツケが回ってきたと末期に漏らした父。父親としては独りになる娘を悲しませないための方便だったのかもしれない。でも、それを受け取ったピエタは幼すぎ...
なんか色々予想外で予想外過ぎた巻 影に歯向かって明日を目指すと決めたピエタ。その過程で示されたのはピエタの願いの根源か 幸せだったからツケが回ってきたと末期に漏らした父。父親としては独りになる娘を悲しませないための方便だったのかもしれない。でも、それを受け取ったピエタは幼すぎて、そしてその悲しみを整理してやれる者も居なくて、ピエタは『今日』に囚われることになったのか でも、今のピエタは独りではなく友達が居る。幸せな明日を作りたいと思う。 驚きであったのはその明日の中に影も含んでいたことか。自分の絶望を背負い続けていた影こそピエタにとって最も近くに居た友達。だからこそ影の存在は希望になるわけだ 夜に抗うコーヒーをぶちまけたキャンバスが明日に繋がる鍵となる流れは素晴らしいね そして11話から始まるのはちょっと予想していなかった展開。ピエタはループから抜け出せたのだから、まだ物語を続けるならば新たな問題が提起されなければならないのだけど、それが自煉魔と呼ばれる存在との戦いの物語となるとは思わなかったよ…… ただ、ここで展開されているテーマ性はピエタに降り掛かっていた呪いと共通する部分もあるのかな。自分が幸せなら、相手は不幸せになる。その逆もしかり。なら、相手を不幸せにすれば、相手から幸せを奪い取れば自分は幸福になれる 単純だけれど、あまりに自分勝手な図式 その図式に乱入したピエタはあまりに特殊な存在だね。ピエタは相対的な幸福を抜け出して力を自由に使えるようになった。そういった意味では相対的な幸福の中で藻掻くニケやベニアを凌駕する魔女となれるわけだね それにしたって、光を避けるとか凄すぎるけど…… 願いを叶えるために人の幸せを奪う、自分を苦しめる。そんな状態が正しいわけがない 自分だけが幸福な『今日』を抜け出し、皆との幸せな明日を手に入れられたピエタだからこそ許せないその図式。今後はこれらの力そのものに抗う物語になるんだろうか?
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