商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ミネルヴァ書房 |
発売年月日 | 2021/05/19 |
JAN | 9784623092215 |
- 書籍
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楠木正行・正儀
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楠木正行・正儀
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楠木正成の後継である正行・正儀兄弟の評伝。南朝方視点で見る戦乱の推移や、近畿における勢力圏の様相が分かりやすい。特に正儀について、彼を取り巻く困難な政治情勢や多面的な実像の叙述は興味深いものがあった。
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父・正成との逸話や四條畷の戦いの最後で有名な楠木正行と、その弟で南朝と北朝を行き来した事で戦後までも評判の芳しくない楠木正儀、そのような長年の「主観」を排して彼らが発給した文書によってその生涯を跡付けていくのが良かった。特に与えられた官位左馬頭から実質的な「将軍」であった楠木正儀...
父・正成との逸話や四條畷の戦いの最後で有名な楠木正行と、その弟で南朝と北朝を行き来した事で戦後までも評判の芳しくない楠木正儀、そのような長年の「主観」を排して彼らが発給した文書によってその生涯を跡付けていくのが良かった。特に与えられた官位左馬頭から実質的な「将軍」であった楠木正儀とその一族「東条凶徒」が、北朝の観応の擾乱期から南北朝統一までの期間に繰り広げた四度の京都侵攻や摂河泉・紀伊での長く続いた戦争の様子を時系列にそって把握できたのも良かった。
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