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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2021/05/13 |
JAN | 9784065230954 |
- 書籍
- 文庫
中国の歴史(11)
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中国の歴史(11)
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2021/8/7 中華人民共和国の成立~現在まで。 格差不平等、特権階級を無くすことを目指した筈の社会主義国家が、結局一部の特権階級によって運営されているという事実。中華人民共和国の歴史は、お偉方が思想を都合良く解釈して国民に押しつけてきた歴史に思えてきた。
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毛沢東と鄧小平の2大巨頭の台頭、権力掌握そしてその後の基盤強化、後継者への移譲という動きを中心に記載しており、かなり詳細な100年近い中国共産党史ともいうべき内容。1949年の建国後の反右派闘争、大躍進政策、文化大革命という大きな歴史がいずれも毛沢東のリーダーシップのもとに発動...
毛沢東と鄧小平の2大巨頭の台頭、権力掌握そしてその後の基盤強化、後継者への移譲という動きを中心に記載しており、かなり詳細な100年近い中国共産党史ともいうべき内容。1949年の建国後の反右派闘争、大躍進政策、文化大革命という大きな歴史がいずれも毛沢東のリーダーシップのもとに発動され、鄧小平はその中で尖兵を務めさせられたり、その後は修復に当たったという歴史。国共内戦の勝利、中ソ論争から中ソ対決、ニクソン訪中から米中国交までの流れなど、これまで今一つ私には理由不明だった点が極めてクリアに納得できたように思う。毛の個性、中華ナショナリズム、そしてプライドから出てきたことが良く理解できる。鄧小平の時代の毛時代から、華国鋒時代を経ての権力移行過程が実に面白かった。毛自身が語っていたという「実事求是」が華を退ける上でのキーワードだったのだ!ただし、鄧小平は経済の民主化による改革を進めたが、政治改革には冷淡だったことが、反右派闘争時代に遡って説明され、天安門事件への対応も納得できるものだった。 そして今の習近平時代と鄧時代の違いの説明までが書き足されている。毛・鄧・習の3人を中国史の王朝の皇帝に例える最終章の説明は全くその通りだと思った。そして著者は習が最後の皇帝になることを期待を込めて予想するのだが…。台湾、そして香港の最近の動きまで詳細に書き足している充実した現代史だった。 最後にP378から引用する。中国を理解する上で実に的確な説明である。 「一党体制」といっても、かつてのような階級、 イデオロギーを前面に押し出した「革命政党」としてではなく、「政治的統合と安定の役割」、「社会の多様な利害の調整」などを果たす「執政政党」へと変化したのである。言い換 えるなら、近代化を推進する牽引車、政治安定の保証者としての「権威主義的政治体制」 こそが、現在の「一党体制」の本質なのである。
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中国史を通史で駆け足で学んだものの、三体でも言及されていた文革など近現代の歴史でまだまだ理解できていないことも多かった。そんな中、毛沢東、鄧小平らを中心とするここ100年以内の歴史の流れがわかりやすくまとまっていてとても理解しやすかった。今の習近平体制に変わってからの解説も読みた...
中国史を通史で駆け足で学んだものの、三体でも言及されていた文革など近現代の歴史でまだまだ理解できていないことも多かった。そんな中、毛沢東、鄧小平らを中心とするここ100年以内の歴史の流れがわかりやすくまとまっていてとても理解しやすかった。今の習近平体制に変わってからの解説も読みたいと思っていたので、コロナ禍の状況まで追記されアップデートされたこの本がぴったりだった。
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