1,800円以上の注文で送料無料

はつなつみずうみ分光器 after2000 現代短歌クロニクル
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍

はつなつみずうみ分光器 after2000 現代短歌クロニクル

瀬戸夏子(著者)

追加する に追加する

はつなつみずうみ分光器 after2000 現代短歌クロニクル

2,420

獲得ポイント22P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 左右社
発売年月日 2021/04/30
JAN 9784865280326

はつなつみずうみ分光器

¥2,420

商品レビュー

4

12件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/02/03

穂村弘から後はほとんど知らないという短歌音痴だったので、最近は(ちらちら覗き見えていたとはいえ)こんな感じなのかぁというのを知ることができて良かった。ゼロ年代初頭には早稲田と京大ぐらいしか無かった大学短歌会が、’10年代以降そんなにどんどん発足していたとは知らなかったし、「手紙魔...

穂村弘から後はほとんど知らないという短歌音痴だったので、最近は(ちらちら覗き見えていたとはいえ)こんな感じなのかぁというのを知ることができて良かった。ゼロ年代初頭には早稲田と京大ぐらいしか無かった大学短歌会が、’10年代以降そんなにどんどん発足していたとは知らなかったし、「手紙魔まみ」のモデルが実在の歌人だとは想像だにしていなかったので、あれこれ収穫。かなり思い切って編者自身の受容・評価が示されていて、当たり障りのないガイドブックという感じには終わっておらず、楽しく読めた。収録されたなかで気になった歌人/歌をメモしておこうか、と一瞬は考えたが、リストアップしておいたところで真面目に追いかけて読むわけでなし、それよりも偶然の再会を楽しみにしておくつもり。

Posted by ブクログ

2022/11/15

笹公彦の奇っ怪でシーンの情景がすぐに浮かぶ短歌が好きだ。 「守護霊の目が気になりて千円札交番に届ける兄は独身」 理系歌人の〈光森裕樹〉、怒りの〈染野太郎〉、男らしい〈望月裕二郎〉、装丁の〈千草創一〉 気になった歌人だ。 コラムはひたすら知らない歌人とその歌集の名前しか出てこな...

笹公彦の奇っ怪でシーンの情景がすぐに浮かぶ短歌が好きだ。 「守護霊の目が気になりて千円札交番に届ける兄は独身」 理系歌人の〈光森裕樹〉、怒りの〈染野太郎〉、男らしい〈望月裕二郎〉、装丁の〈千草創一〉 気になった歌人だ。 コラムはひたすら知らない歌人とその歌集の名前しか出てこないので、現代短歌に慣れてきた中級の人向けでもある。 初心者でも、必ず気に入る歌人が見つかる。

Posted by ブクログ

2022/10/16

レモンイエロウの表紙が目に眩しく、晴れやかな気分。 歌人の瀬戸夏子さんによる2000年以降の歌集のブックガイドであり、この20年の間に短歌界で何が起こったのか、のクロニクルである。 正直、私には難しく、ちょっと気が遠くなりかけていたところも多くあるが、それは本のせいではない。...

レモンイエロウの表紙が目に眩しく、晴れやかな気分。 歌人の瀬戸夏子さんによる2000年以降の歌集のブックガイドであり、この20年の間に短歌界で何が起こったのか、のクロニクルである。 正直、私には難しく、ちょっと気が遠くなりかけていたところも多くあるが、それは本のせいではない。 瀬戸さんの熱意と誠意をひしひしと感じる力作、労作だと思う。 読んでいて、こんなにも様々な色を持つ歌人がいるんだ、と、短歌の世界の広さ深さに眩暈がした。 取り上げられている主な歌集は55。 歌集/歌人ひとりの紹介に四ページずつ、紹介と批評が割かれている。 口語短歌、抒情、フェミニズム、ロマンティック、定型、比喩、突然変異、母音、韻律、浪漫主義、シティーボーイ短歌、幻想、匿名性、アリュージョン、ポリティカルコレクトネス、ポストニューウェーブ、下ネタ、ユーモア、主体と客体、BL、リアリズム、ファンタジー、男性性、フェアネス――帯より 気になる歌を詠う歌人もたくさんで嬉しい悲鳴。 でも、短歌って、というか、芸術って、危険で危ういものなのだな。 心しておかないと。 あと、穂村弘氏の暗躍が目覚ましい。←別に暗躍ではない。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品