商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2021/04/22 |
JAN | 9784309029627 |
- 書籍
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一度きりの大泉の話
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一度きりの大泉の話
¥1,980
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商品レビュー
4.2
83件のお客様レビュー
当たり障りのない言葉でサラッと書かれていますが、実際はもっと色々あったのだろうな。近づき過ぎてはいけない2人だった。けれど才能のあるもの同士は引き合う運命だった。結末は悲しかったけれどその後もお二人とも活躍されて、やはりどちらもすごい人だったのだと思う。
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「少年の名はジルベール」関連で読みました。少女マンガ界の巨匠2人の確執って、言っていいのかな?それを萩尾氏サイドから語る内容。「よく書いたな、コレ」って思うほど、衝撃的な内容でした。あえて、この内容で出版する、書籍という形に残すっていうのは、相当な覚悟をして臨んだんだろうな、と。...
「少年の名はジルベール」関連で読みました。少女マンガ界の巨匠2人の確執って、言っていいのかな?それを萩尾氏サイドから語る内容。「よく書いたな、コレ」って思うほど、衝撃的な内容でした。あえて、この内容で出版する、書籍という形に残すっていうのは、相当な覚悟をして臨んだんだろうな、と。 その竹宮惠子との確執というか「大泉サロン」の終焉の顛末とは別に、萩尾氏が両親の反対を押し切って、福岡の大牟田から上京しマンガ家を目指す経緯も語られていて、こちらもすごく興味深かったです。 萩尾氏とにこは、年齢は20歳ほど離れているわけで、にこがマンガを読み始めた頃、1970年代の半ばには、もう第一線で活躍されていて、小学生の頃『スターレッド』とか読んでました。応募者全員サービスでもらったクリアファイル、まだ持っています。当時、マンガの地位は今とは比べ物にならないくらい、低かった。熱狂的なファン層があったものの、どこか弾圧される宗教を信仰するような、そんなノリがあった。だから、萩尾氏がマンガ家を志して上京するぜってなときに、実家がどれだけ反対したであろうかは、もう………。この萩尾氏とご両親について語られたことが、とても心に残ります。なんというか、萩尾氏に同情したくなるというか。 マンガ家として成功し、実家に取材がくるまでになった。あんだけ反対してた母親が手のひらを返したように「昔から応援してた」的なことを言ってる。後日、母と会った際に「昔は反対してたのに、なんで応援してたとか言ったと?」的に問い質すと「(応援しとったとか)そんなこと、言ってない」と、まぁすぐにばれる、ミエミエの嘘をつくんですな、母親が。あぁ、このときの萩尾氏の気持ちを思うと。救われないというか、失望するというか、なんなんだコイツ的な。共感度MAX。 あぁ、『メッシュ』のシリーズとか『銀の三角』とか、読み返したくなってきた。 でも、アホな親に断りなしに捨てられて、もう手元に無いのである。 「なんで捨てたと?」って訊いても「あんたがいいってゆうたけん」って。 ミエミエの苦し紛れの嘘をつかれたものさ。
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「いちどきり」の意味を噛みしめながら読了。 望都さま、ありがとうございました。 佐藤史生さんのことがわかってよかったです。 改めてご冥福をお祈りします。
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