![モダン語の世界へ 流行語で探る近現代 岩波新書1875](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001962/0019629067LL.jpg)
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モダン語の世界へ 流行語で探る近現代 岩波新書1875
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2021/04/22 |
JAN | 9784004318750 |
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モダン語の世界へ
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商品レビュー
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ポストモダンという言葉によって超越されちゃっているからなのか…お好み焼きのモダン焼きな感じで過去の最先端みたいなイメージがついちゃっているからなのか…モダンには、ちょっと微妙なニュアンスがります。だから、本書で流行語でもなく新語でもなく「モダン語」という初めての括りで日本人が使っ...
ポストモダンという言葉によって超越されちゃっているからなのか…お好み焼きのモダン焼きな感じで過去の最先端みたいなイメージがついちゃっているからなのか…モダンには、ちょっと微妙なニュアンスがります。だから、本書で流行語でもなく新語でもなく「モダン語」という初めての括りで日本人が使ってきた言葉を総覧すると、肯定的という訳でもなく否定的という訳でもなく日本人が新しい出来事に対して何を語ろうとしてきたか、の地に足がついて血が通った記録になったような気がしました。舞台は1910〜30年。第一次世界大戦が始まり、そして終わり第二次世界大戦が始まるまでの時代。日本に資本主義が定着し、マスコミが成長し、識字率が向上し、グローバル経済とのシンクロが進行した季節。映像だとモノクロの世界で人々がパタパタ動いていて、書籍だと後の視点で総括され語られていますが、単語から見ると、なんて今の時代と感覚はほとんど変わらない、なんて現代に相通じるのだろうと驚きました。言葉の生まれ方、作られ方は、現代のコピーラーターや雑誌編集者の手法となにも変わらないような気がします。またジェンダーを揶揄する◯◯ガールの羅列をみると女子に対する視線は100年たっても変わらないのかな、とも思いました。今年、高齢の親の携帯をスマホに変えたのですが、操作より機能より用語の難しさに、打ち拉がれています。日々使う単語は生活の変化で変化し、それを取り込めないと生活から拒絶されるのは100年前から続いているのだと思います。著者の見識の幅があまりに広く、対象領域が広汎なので読む側は呆然とした気持ちになりますが、この新書は「日本人は何を気にしていたのか?考えていたのか?」の記録だと思います。
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<目次> はじめに ようこそ、モダン語の世界へ 第1章 モダン、そしてモダン語とは? 第2章 百花繚乱~モダン語のパノラマ 第3章 行き交う言葉と変転する文化 第4章 モダンの波頭を切るガール 第5章 モダンを超え、尖端へ、その先へ 第6章 エロとグロとその後にくるも...
<目次> はじめに ようこそ、モダン語の世界へ 第1章 モダン、そしてモダン語とは? 第2章 百花繚乱~モダン語のパノラマ 第3章 行き交う言葉と変転する文化 第4章 モダンの波頭を切るガール 第5章 モダンを超え、尖端へ、その先へ 第6章 エロとグロとその後にくるもの 第7章 アジア、ローカル、アメリカとの往還 おわりに 終わりなき「始まりの思詞学」 <内容> 第一次世界大戦から第二次世界大戦の間を中心に、流行語(モダン語)を意味、使い方、使い方の変遷、時代との関連などを分析することで、政治家や軍人などの動きではなく、庶民の考えやうねりなどを見て行こうとするもの。著者は「思詞学」と名付けている。流行語をその場で分析するだけなく、多くの文献にあたり、時代背景を探りながら、大きな歴史のうねりと対応させていく分析が面白かった。
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