I'LL SHOW YOU デリック・ローズ自伝

デリック・ローズ(著者), サム・スミス(著者), 大西玲央(訳者)

• 販売会社／発売会社: 旺史社
• 発売年月日: 2021/04/20
• JAN: 9784871196130

商品レビュー

2024/07/09

大好きなバスケットボール選手の自伝。ファンにはたまらない内容の一冊。

シカゴの治安の悪い地区に生まれ育ち、シカゴでスーパースターになったけれど、靱帯断裂の大怪我を負ってしまう。復帰後の2018年の50得点試合は本当に感動したのを覚えている。
この本のタイトルどおり「見せてやる」という不屈の闘志を感じさせてくれる名選手。

シカゴ時代のローズは本当に神がかっていた。
ドラフト全体一位でシカゴ・ブルズに入団、ルーキーオブザイヤー、最年少MVP。
速すぎるスピードと並外れた身体能力で、ガンガンとカットインしていくスタイルは、見ていて本当に楽しくて、同時代のレブロン・ジェームズとともに未来を感じた選手。

大怪我の後、頭は坊主からアフロになり、カットイン主体の特攻スタイルからシューターへの転身、プレイスタイルがガラリと変わった。

ド派手なプレイとは裏腹にクールで物静かな性格で、どんな人なのかよく知らなかったけど、この本を読んだことで、彼自身の黒人コミュニティへの還元意識の強さと、彼を取り巻くアメリカ人種差別社会の根深さを知った。

個別のNBA選手たちの評価も興味深い。
コービーブライアントへの尊敬の念、レブロン・ジェームズへの特別な意識、ウエストブルックの派手すぎるファッション、ディフェンスが一番うまいのはケビン・ガーネット、アレン・アイバーソンやジェームズ・ハーデンのオフェンス能力への称賛などなどネタの宝庫でした。

2024/02/09

一番大好きなNBAプレイヤーデリックローズ。
相当なNBAファンなら非常に楽しめる仕上がりになっている。
NBA最年少NBAプレイヤーも小さな努力の積み重ねで成し遂げたことなんだと思った。
またアメリカの黒人差別の実態をリアルに書かれていて勉強になった。

2022/08/06

・怪我をして、その原因や責任を探る必要はない。その怪我から何を得て何を学べるか。
・悩んだ時は次の日の朝起きて1番目に出た答えを大切にする。つまり、一晩しっかり考えて自分で整理する必要がある。
・引っ込んではいけない。人生と同じで「なぜ？」ではなく「なぜダメなのか」だ。
・今置かれている状況を大切にしろ。違う場所に行ったら、不満や批判で状況が一変することだってあり得る。だから、今のこの状況を自分たちでなんとかできることに感謝するんだ。
・自分にとっての真実を生き、言うべきことを言い、そして恐るな。

小さい頃からの経験が今となっては自分のプレイスタイルになってる。特に人間関係で、それぞれの人たちの支えや接し方がローズという男を形成している。
お母さんのために自分が出来ることを頑張った。
ブルズ時代、チームメイトによってリカバリーの大切さやいろんな事をインスパイアされ自分を刺激していた。