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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 竹書房 |
発売年月日 | 2021/04/16 |
JAN | 9784801926172 |
- 書籍
- 文庫
大聖神
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大聖神
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商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
本作では、『幻綺行』に登場した雨宮志保と石峰省吾の二人も中村春吉の道連れとなり活躍する。時は日露戦争の終わった明治40(1907)年、日露戦争中アフリカ、北欧を旅していた一行は4月ベルリンに到着した。大使館勤務の陸軍中佐から、「露西亜の近衛軍団兵士が考古学者を伴い東蒙古に学術探...
本作では、『幻綺行』に登場した雨宮志保と石峰省吾の二人も中村春吉の道連れとなり活躍する。時は日露戦争の終わった明治40(1907)年、日露戦争中アフリカ、北欧を旅していた一行は4月ベルリンに到着した。大使館勤務の陸軍中佐から、「露西亜の近衛軍団兵士が考古学者を伴い東蒙古に学術探検に派遣されるのだが、どうも怪しい、露西亜が何を画策しているのか調査してほしい」との依頼を受ける。引き受けた彼らは、シベリアを超え大興安嶺へと向かうこととなったが、果たしてロシアの目的は何なのか。また、向かう先には現地人が立ち入ってはならないと言う聖なる山があり、そこには黄金神像と白い巨大な守護神がいるとの言い伝えがあるらしいのだが、それは本当なのか。 謎の文言が記された書付や図面が出てくるのは、いかにも探検小説であるし、腕には自信のある中村春吉だが、いざというとき危地を脱する知恵を出すのが雨宮志保なのもお約束ではあるが、最後までワクワクしながら読み進めることができた。ラスト、黄金神像の正体は本当にSF。 中村春吉の生涯について著者が調べて書いた「自転車世界無銭旅行者」が合わせて収録されているのも実にありがたい。 刊行順ではなかったものの、本書で中村春吉秘境探検記シリーズを読み終わったことになる。秘境だったり不思議な生物が出てきても不自然に感じない、まだまだ世界には未知なことが多かった時代を舞台にした冒険活劇を、実に面白く読んだ。
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痛快娯楽小説とでもいうべきか。中村春吉秘境探検記シリーズの長編。相変わらず明治という時代の香りが文中の漂う。 「幻綺行」を読んだばかりなのだが、短編の方が面白く感じた。長編だとちょっとダラダラしているように感じた。そこで、巻末に収録されている「自転車世界無銭旅行者 中村春吉...
痛快娯楽小説とでもいうべきか。中村春吉秘境探検記シリーズの長編。相変わらず明治という時代の香りが文中の漂う。 「幻綺行」を読んだばかりなのだが、短編の方が面白く感じた。長編だとちょっとダラダラしているように感じた。そこで、巻末に収録されている「自転車世界無銭旅行者 中村春吉」のほうが面白く読めた。やはり事実(?)は、小説より奇なりか。
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幻綺行に続く、中村春吉の長編冒険小説。一人称で書かれた文章は軽快。敢えてSF用語を排する事で冒険小説の雰囲気が溢れてくる。
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