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極超音速ミサイル入門 世界はいま、新たなミサイルの脅威に直面する
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | イカロス出版 |
発売年月日 | 2021/04/05 |
JAN | 9784802210058 |
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極超音速ミサイル入門
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極超音速ミサイル入門
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商品レビュー
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軍事技術に詳しいフジテレビ能勢記者による、極超音速ミサイルの現状と動向を解説した本。国別に現存するミサイルを紹介し、現在の開発状況を説明している。基本的事項を理解するのに役立つ1冊。 「極超音速とはマッハ5以上の速度を意味する(現在の技術で到達するのに難しくない速度)」p7 ...
軍事技術に詳しいフジテレビ能勢記者による、極超音速ミサイルの現状と動向を解説した本。国別に現存するミサイルを紹介し、現在の開発状況を説明している。基本的事項を理解するのに役立つ1冊。 「極超音速とはマッハ5以上の速度を意味する(現在の技術で到達するのに難しくない速度)」p7 「極超音速ミサイルには、極超音速滑空体ミサイルと、極超音速巡航ミサイル(スクラムジェット・エンジンで飛行)の2種類がある」p7 「米国は極超音速ミサイルのペイロードに核弾頭を搭載する計画がないのに対し、ロシアは、核弾頭をペイロードとする極超音速滑空体の配備を開始し、中国がどうするかは不明だ」p8 「(ロシアが開発した)アヴァンガルドは、大陸間弾道ミサイル搭載用で、核弾頭内臓が前提の極超音速滑空体(HGV: Hypersonic boost-Glide Vehicle)だ」p52 「ロシアで、スクラムジェットを使用する極超音速巡航ミサイルといえば、3M22ジルコン(SS-N-33)がある。ロシア海軍の艦載用極超音速巡航ミサイルで、最初、固体推進ロケットで発射・加速し、十分な速度を得られるとロケット部分を切り離してスクラムジェットを使用し、最高速度マッハ9級で飛翔するとされる」p56 「プーチン大統領の68歳の誕生日にあたる2020年10月6日、北方艦隊のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」が、3M22ジルコンを白海からバレンツ海にあった距離450kmの海上標的へ向けて発射し、ミサイルは最高高度28km、マッハ8以上の速度に達して、飛翔時間4分半で目標へ命中した、と伝えている。(2020年11月にも同様の試験を成功させている)」p57 「ロシアは、ICBM搭載型極超音速“核”滑空体「アヴァンガルド」を搭載したSS-19Mod4を10本未満配備しており、地上発射の変則軌道で飛翔する弾道ミサイル9M723の移動式発射機を約140両配備。変則軌道で飛翔する空中発射型弾道ミサイルKh-47M2を搭載可能なMig-31K、またはMig-31BRも10機存在する。水上艦からも、巡航ミサイル原潜からも発射可能な3M22ジルコンの発射試験も繰り返しており、その配備はロシア太平洋艦隊を含めて、数年以来に始まる見通しだとのことだ」p61 「中国は、2014年1月以来、DF-ZF(またはWU-14)極超音速滑空体の発射、飛行試験を2018年までに7回以上行い、DF-ZFを先端部としたDF-17ミサイルは、極超音速滑空体ミサイルとして世界初の実用化システムとなったとされる。2020年末現在、米国を含め西側の国々では、極超音速兵器は、まだ開発途上にある」p89 「中国の人民日報系の英字紙、GLOBAL TIMES(2020/10/18)は、「人民解放軍は、現状では、約100発のDF-17を保有しているが、今後、数年のうちに生産と配備が進められる」との専門家の分析を報じていた」p94 「米議会調査局(CRS)の報告は「DF-21、DF-26弾道ミサイルが、通常型極超音速滑空体(HGV)で武装し、A2ADを支援する可能性」を指摘している。A2ADは米軍の接近や米軍の自由な行動を阻止することを意味する」p103
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技術的な入門ではなく、概要情報をまとめたもの。 読みやすくはないが、公開情報で追える非技術的な内容にはあらかた言及されており、押さえておくべき基本情報を知るという意味で入門書としての役割は果たされていると思う。
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