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「自然」という幻想 多自然ガーデニングによる新しい自然保護 草思社文庫
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「自然」という幻想 多自然ガーデニングによる新しい自然保護 草思社文庫

エマ・マリス(著者), 岸由二(訳者), 小宮繁(訳者)

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「自然」という幻想 多自然ガーデニングによる新しい自然保護 草思社文庫

1,320

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 草思社
発売年月日 2021/04/05
JAN 9784794225153

「自然」という幻想

¥1,320

商品レビュー

4.3

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2025/10/09

自然科学や環境問題に関する知識の乏しい自分でも、読み進めることができた。具体的な事例が豊富でとても勉強になったし、聞いたことのない太古の絶滅種を検索エンジンにかけ写真で確認しながら読むことは、幼い頃にワクワクしながら図鑑のページをめくっていた感覚に近しかった。 それにしても、な...

自然科学や環境問題に関する知識の乏しい自分でも、読み進めることができた。具体的な事例が豊富でとても勉強になったし、聞いたことのない太古の絶滅種を検索エンジンにかけ写真で確認しながら読むことは、幼い頃にワクワクしながら図鑑のページをめくっていた感覚に近しかった。 それにしても、なんと複雑で難しい問題なんだろう…と読み終えて思う。 当たり前なのだが、自然は私たちの掌にどうにも収まってくれないらしい。数多の専門家が調査し、計算し、考察しても未だ見つけることのできないパターンだらけ、例外だらけ。そこに自然災害や気候変動も重なって、研究は中々思い通りに進まない。そりゃそうだなー、と思った。 しかし、手に入った知見や事実も勿論たくさんあって、様々な意見や思惑が飛び交っているらしい。著者が唱えていたように、個別の地域単位で「なにを私たちの共通目標に掲げるか」は焦ることなく議論を重ね、納得のいく合意を形成することが必要だろう。理想だけでなく、コストについても考えるべきだし、なにより「手付かずの自然」への幻想は早急に捨てるべきだ。想像もつかないくらい果ての果ての祖先の時代から、我々は自然を管理し、変化させてきてしまって今日に至るのだから。 本書を読んで、俄然この分野への興味関心が高まったと実感している。本書でも著者の訴えも一意見として捉え、様々な専門家や活動家の意見にも触れていきたいと思えた。

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2021/12/29

ベランダで植物を育てることに「本当の自然ではない」という抵抗感があったのだが、それでもいいんだ、意味があるんだとい勇気づけてくれる本。 人新世においては、人間活動の影響が大きくなりすぎているので、生態系ももはやヒトの影響なしにはありえない。この中でどうしていくのか、という新しい自...

ベランダで植物を育てることに「本当の自然ではない」という抵抗感があったのだが、それでもいいんだ、意味があるんだとい勇気づけてくれる本。 人新世においては、人間活動の影響が大きくなりすぎているので、生態系ももはやヒトの影響なしにはありえない。この中でどうしていくのか、という新しい自然観。

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2021/10/14

著者は、厳密な意味で手つかずの自然や原始の森などない中で、守るべき自然とはどの時点の姿なのかを問いかけ、人為を介した自然保護手法について考察、提案する。 失われた大型動物を他所から導入して再野生化をすること、温暖化によって生息域が狭まった生物を他所に移送して絶滅を防ぐこと、など近...

著者は、厳密な意味で手つかずの自然や原始の森などない中で、守るべき自然とはどの時点の姿なのかを問いかけ、人為を介した自然保護手法について考察、提案する。 失われた大型動物を他所から導入して再野生化をすること、温暖化によって生息域が狭まった生物を他所に移送して絶滅を防ぐこと、など近年の議論を紹介し、「昔に戻す」以外の自然保護の目標を持つべきと訴える。 これまでの常識や保護の取り組みの意義を根本から覆すことになるので社会のコンセンサスが形成されるのに時間がかかりそうだが、「当たり前」を考え直すきっかけになった。 情報量が多いのと著者の攻撃的で挑発的な文体が鼻につくので、気になるところをつまむぐらいの読み飛ばし方で自分にはちょうどよかった。

Posted by ブクログ