木は何を見てきたの？

シャーロット・ギラン(著者), 高部圭司(訳者), サム・アッシャー(絵)

• 販売会社／発売会社: 化学同人
• 発売年月日: 2021/03/01
• JAN: 9784759821482

商品レビュー

2025/10/30

木の一生は、人間の何千倍もある。
千年、同じ場所で、周りの移り変わりを見ていくって、どんな気持ちなんだろう？そんなことを考えました。最後に、この木が立っている千年の間の世界と日本で起きたことが載っている年表があるのですが、日本だと清少納言〜新型コロナまでの千年。
私たちの人生は、木にとっては、ほんと数年ぐらいにしか過ぎない。木は偉大なる先輩です。

2025/01/18

〝私は､年老いた＜ナラの木＞だ。はじめは､ちっちゃなドングリだった…枝からポロリと落っこちて､土の中にもぐりこんだ｡やがて芽を出し､木になって､何百年もたった❢…その間に､私は､何を見てきたのだろう？…〟よい環境の中では1000年以上も生きるという＜ナラの木＞が見てきた歴史の移り変わりを､静かに語られていく美しいノンフィクション絵本｡

2024/06/18

小学生高学年の読み聞かせをする機会があり、どんな本が良いかと図書館で探していると、この本を見つけた。地域の歴史などを学んでいた学年でもあるので、木の成長から住む世界の歴史を感じとり、学校にある木もいろんな風景などを見てきたんだねと感想言ってくれた子もいた。ストーリーがしっかりしているので高学年にいいと思う絵本でした。