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絶望死 労働者階級の命を奪う「病」
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絶望死 労働者階級の命を奪う「病」

ニコラス・D.クリストフ(著者), シェリル・ウーダン(著者), 村田綾子(訳者)

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絶望死 労働者階級の命を奪う「病」

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2021/03/19
JAN 9784022517524

商品レビュー

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2023/07/28

現在のアメリカの貧困や格差に目を逸らさず、当事者たちの物語をまとめた本。 アメリカは金持ちには優しい国だけど、そうでない場合ものすごく厳しい国になる。 7人に1人が高校卒業していなかったり、子供のホームレスの多さには驚いた。国として自己責任論で弱者を切り捨てることで、一部の富裕...

現在のアメリカの貧困や格差に目を逸らさず、当事者たちの物語をまとめた本。 アメリカは金持ちには優しい国だけど、そうでない場合ものすごく厳しい国になる。 7人に1人が高校卒業していなかったり、子供のホームレスの多さには驚いた。国として自己責任論で弱者を切り捨てることで、一部の富裕層だけが儲けてきたツケが今出てきているように感じた。 日本は高校卒業率や収監率はかなりマシなんだろうけど、最近ネット上で見るような貧困層に向けた自己責任論の押し付けを見ると、アメリカみたいになってしまうのではないかと不安になる。 コミュニティと教育は大事なんだな。

Posted by ブクログ

2021/09/23
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※このレビューにはネタバレを含みます

ちまたで最近聞く「親ガチャ」という言葉を思い出しました。(好きな言葉ではありませんが) 自分も子供の頃は「どうしてこの人が親なのか」とか「何でこんな家に産まれたのか」などとよく考えたものでした。(しかしここに出てくる子供たちやかつて子供だった人よりは自分は数倍も恵まれていました) 確かにどういう家に産まれたのかや、産まれ順、裕福であるかどうかにかなり左右される育ちによりその人の人生の大部分が決まってしまうというのはあると思います。 どういう人やチャンスに廻り合い、それを活かしていけるか、個人ではどうにもできない事情も大きいとも思います。 最終章で語られるアンというジャーナリストがある出会いにより人生を大きく変えるきっかけを得たエピソードは、自分にも似た体験がありとても心を揺さぶられました。 同じ章に「運任せ、つまり誕生の宝くじだった」という言葉がありますが、誕生の事情の如何に関わらず生きたい人生を選べる社会であればいいのにとつくづく思います。日本であれアメリカであれ、そういう社会には程遠く今のところ実現できると思える希望を抱くには至りませんでした。 アメリカの医療事情も衝撃でした。

Posted by ブクログ

2021/08/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アメリカにおける、貧困という社会問題を、著者の育った町の同級生の友人家族の崩壊を例に、考えてゆくという構成となっている。分かりやすい視点であり、翻訳も良いので、よくわかる。問題点は、多くのリベラルの著者と共通していて、新しさはないのだが、説得力に富む文章となっている。

Posted by ブクログ

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