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つながり過ぎた世界の先に PHP新書1251世界の知性シリーズ
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つながり過ぎた世界の先に PHP新書1251世界の知性シリーズ

マルクス・ガブリエル(著者), 大野和基(編者), 髙田亜樹(訳者)

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つながり過ぎた世界の先に PHP新書1251世界の知性シリーズ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所
発売年月日 2021/03/17
JAN 9784569849058

つながり過ぎた世界の先に

¥1,056

商品レビュー

3.8

39件のお客様レビュー

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2024/05/08

 Audibleにて。  陰謀説が流行るのも、ステレオタイプ思考が表に出てくるのも根は同じなのかもしれないな。未知のもの=予測がつかないものは不安だから。同じ人間がやってる=「悪意」と解釈すれば、まだ想定の範囲内。その方が相対的な不安感は下がるのだろう。  人の脳は予測とその結果...

 Audibleにて。  陰謀説が流行るのも、ステレオタイプ思考が表に出てくるのも根は同じなのかもしれないな。未知のもの=予測がつかないものは不安だから。同じ人間がやってる=「悪意」と解釈すれば、まだ想定の範囲内。その方が相対的な不安感は下がるのだろう。  人の脳は予測とその結果のズレによって自己に含まれるか、そして安全な環境かを判断している。同類の人間が抱いた悪意なら、パンデミックも世界の終焉も腹は立つけど仕方がいない…ということかな。反射による恐怖の処理だ。それくらいには追い込まれているからそうなる。 一方で、パンデミックはチャンスだったのかもしれない。「怖いのは分かる。でもだからこそ反射的な判断をするな。もう一度、人間とはどうあるべきかを対話によって考え直せ」というメッセージが投げかけられた…それ故に。 人間全体にとって良いことをしましょうというのが倫理。それに基づいた倫理資本主義の提唱。繰り返されるゼロサムゲームでは、結局のところ貧しく、破綻に向かっていくしかない。あらゆる判断、活動を倫理を軸にというのは納得の主張だ。ブリザードの中、螺旋を描くことで生き残る北極だか南極のペンギンたちに思いを馳せる。

Posted by ブクログ

2024/03/08

哲学界のロックスターと言われるマルクスガブリエルの本を一冊読んでみたくて手始めに読んでみました 印象に残ったのはパンデミックの見解について。 最近、100分de名著でショックドクトリンを観たのですが、ショックに漬け込んで資本主義政策(公営の民主化)を推し進める怖さを知ったので...

哲学界のロックスターと言われるマルクスガブリエルの本を一冊読んでみたくて手始めに読んでみました 印象に残ったのはパンデミックの見解について。 最近、100分de名著でショックドクトリンを観たのですが、ショックに漬け込んで資本主義政策(公営の民主化)を推し進める怖さを知ったのですが、パンデミックでショックドクトリンの逆バージョンみたいなこともできるのだなと感心しました。 具体的にはロックダウンを利用して人々を森へ行かせる。 経済活動を止めることで、経済活動以外の価値に気付かせる政策はいっぱいできたのかもなって思いました。 ただ、恣意的なものを感じさせた時のバッシングみたいなものは想像できるので、押し付けるのではなく、私が考える良さをアピールするくらいに留めるのが良さそうに思うのは、私がヘタレだからでしょうか。 あと、30分早く行くために山にトンネルを掘る必要があるのか!? という問いはすごく考えさせられました。 ここを通過する人の30分の価値の総和みたいなものから経済価値は算出できて、経済合理性のもと判断できるのだと思うけど、この試算には経済以外の価値が取りこぼされてるのですよね。 まもなくリニア新幹線が開通しますが、その効果とそれにより取りこぼしたものとの比較は永遠にできないんだろうな。 赤ちゃん学の本で、赤ちゃんがお座りできたらすぐに立つことを覚えさせるのではなく、お座りした景色をまずは楽しませてあげよう、と言っていたのが印象的で、今の景色をまずは楽しむ、というのがまずは大事な気がしています。 世の中、課題は山積み。課題を一つ解決したからと言って世の中の全ての課題を解決できたわけではない。課題を解決し続けた結果、最終的に新たな課題が生まれた、という結果になることも往々にしてある。 まずはその課題が克服できたことを喜びたい。 全体の感想というより、私が印象に残ったことを膨らませた感想となりました。まぁ、いつものことですり

Posted by ブクログ

2024/01/16

先だって読んだ本「人生百年の教養」に著者の亀山郁夫先生がこの本から「幸せになれるゾーン」が人間にはあると引用していたのでマルクス・ガブリエルの「つながり過ぎた世界の先に」を読んでみた。  最終章に「人には幸せになれるゾーンがある。ゾーンは人によって違う。このゾーンをみつけられたら...

先だって読んだ本「人生百年の教養」に著者の亀山郁夫先生がこの本から「幸せになれるゾーン」が人間にはあると引用していたのでマルクス・ガブリエルの「つながり過ぎた世界の先に」を読んでみた。  最終章に「人には幸せになれるゾーンがある。ゾーンは人によって違う。このゾーンをみつけられたら、それは自分の運命。そしてその運命が幸せをもたらす。」と書いてありました。  パンデミックはじめの頃書かれた本ですが、トランプ大統領の政策 コロナ対策、外交、経済など間違ってなかったと論じてます。コロナがなければ選挙に勝っていたろうと言ってます。マスコミが彼を悪役にしたてたと。ガブリエルはメルケル首相は世界最高の指導者だとも礼賛して、倫理資本主義が広まることを行動している哲学者です。

Posted by ブクログ

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