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この地獄の片隅に パワードスーツSF傑作選 創元SF文庫
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この地獄の片隅に パワードスーツSF傑作選 創元SF文庫

アンソロジー(著者), ジョン・ジョゼフ・アダムズ(著者), ジャック・キャンベル(著者), ジュヌヴィエーヴ・ヴァレンタイン(著者), カリン・ロワチー(著者), デヴィッド・バー・カートリー(著者), デイヴィッド・D.レヴァイン(著者), J.J.アダムズ(編者), 中原尚哉(訳者)

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この地獄の片隅に パワードスーツSF傑作選 創元SF文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2021/03/11
JAN 9784488772024

この地獄の片隅に

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商品レビュー

3.8

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2025/04/25
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兵士が最前線の星でまとうパワードアーマーに深海用の人型作業ポッド、蒸気機関で動く鎧、天才科学者が決して脱がないアーマー等、映像作品でも人気のガジェットを扱った全12編。 日本オリジナルのアンソロジーかと勝手に思っていたら原書は2013年に刊行されており、その22編から12編をセレクト、邦訳したのが本書とのこと。表題作も原題の"Hell's Half-Acre(地獄の半エーカー)"を、数年前に話題になった某アニメ映画をもじってうまく邦題にしたな、という感じ。 作品に登場するパワードスーツの殆んどはAIとセットになっているのも時代を感じる。その用途は行動や操作の支援に補助、緊急時の応急処置、あるいは戦場で兵士を厳格に管理するものなどなど。中にはAI=アーマーが自我や意思を持つ作品もあったりで、となるといわゆるバディものになるかと思いきや、むしろ人間が装着する―アーマーの中に入ること―即ち一心同体になることから、何か性愛的、恋愛的な意味合いをも帯びてもいくようで(K.ロワチー「ノマド」やS,ウィリアムズ「N体問題」など)。 そんな中、オーストラリア開拓時代に登場した蒸気機関の鎧(D.D.レヴァイン「ケリー盗賊団の最期」)と、スペイン内戦に現れた小型のガンタンクよろしき人型戦車(C.ヴォーン「ドン・キホーテ」)の2編が毛色がやや違ってて面白い。結末はいたって対照的だが。 加藤直之氏による扉絵イラストが各作品の(メカの)イメージを掴みやすくさせる効果もあってさらに愉しめた。 蛇足だが、パワードスーツ(−アーマー)という言葉から想起する形態や世界観を、かつて30年前に一度だけ読んだ漫画に刷り込まれていたのを読了後に思い出した。で検索→うすね正俊氏の『COMBAT DOLL うすね正俊 Extra Works』(ビームコミックス)を購入(紙の本が低定価では入手できなかったため電子版にて)。

Posted by ブクログ

2022/10/16

J・J・アダムズ編纂というのがそもそものウリの短編集シリーズであるのに、訳者だったり(本書)作者だけ(「スタートボタンを押してください」)がクレジットされるのは当ブログの大いなる欠陥であるが、日本の読書界においてアンソロジストなるものが認知されてないという文化の欠落を物語る。

Posted by ブクログ

2022/06/16

昔から大好きな加藤直之氏のイラストに誘われて購入。パワードスーツがテーマのアンソロジーだ。様々なお話が収録されているが、あまりバラバラな感じはしないで、どの話も楽しく読めた。 特に「アーマーの恋の物語」が良かった。 シリーズ第二弾も希望!

Posted by ブクログ

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