1,800円以上の注文で送料無料

被差別部落認識の歴史 異化と同化の間 岩波現代文庫 学術430
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫
  • 1224-13-07

被差別部落認識の歴史 異化と同化の間 岩波現代文庫 学術430

黒川みどり(著者)

追加する に追加する

被差別部落認識の歴史 異化と同化の間 岩波現代文庫 学術430

1,892

獲得ポイント17P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2021/02/16
JAN 9784006004309

被差別部落認識の歴史

¥1,892

商品レビュー

3

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/04/17

 20年以上前に出版された学術本が近年になって文庫化されたもの。被差別部落をめぐる各種運動・政策を俯瞰しつつ、部落史を日本史の中に位置付けようとの試みである。ややもすればエキセントリックな感情論が混入しがちなテーマだが、各時代の社会を見つめる著者の冷徹な視線のおかげで、二者択一を...

 20年以上前に出版された学術本が近年になって文庫化されたもの。被差別部落をめぐる各種運動・政策を俯瞰しつつ、部落史を日本史の中に位置付けようとの試みである。ややもすればエキセントリックな感情論が混入しがちなテーマだが、各時代の社会を見つめる著者の冷徹な視線のおかげで、二者択一を迫るような息苦しい議論に足を取られることなく読み進めることができる。    内容はかなり硬く、読み進めるのは結構骨が折れる。被差別部落内外の運動における各種発言、当時の報道、国会答弁などを丁寧に拾い上げつつ、それら主張の微細な変化を時系列的に捉えていくため、いきおい記述量が多くなる。しかもあまり他方面で見かけない人物や団体が数多く登場するため、それらを記憶に留めつつ読むのが難しく、またそれぞれの個人や団体の主張の違いが極めてわかりづらい。是非とも索引はつけて頂きたかったと思う。  冒頭や終章にあるように、部落差別問題は、差別する側が合理的根拠を欠いているが故に、合理的な反論に直面しても「家」や「血筋」などの何ら実体を伴わない概念が持ち出されてしまい、前者が建前に、後者が本音に置き換えられて差別的意識が容易に維持されてしまうという厄介な構造をもつ。このことを指摘しつつなおも「民衆にとって、現存する被差別部落を差別することは、(…)ある種の合理的な選択にもとづく行動なのである」とする著者の指摘は大変に重い。社会の病理や矛盾に直接目を向けないままに「人権」「SDG’s」などの美辞が免罪符代わりに使われがちな昨今、なんの引っかかりも無い「無色透明の人権」に安住する現代人に対する警告の書であると受け止めた。

Posted by ブクログ

2022/04/20

専門的なので、歴史資料に慣れた人でないと読みづらく感じるかも。でも、現代の部落差別を考えるための基礎的な知識を押さえるために必要な1冊だと思います。

Posted by ブクログ