商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2021/03/02 |
JAN | 9784047037076 |
- 書籍
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鎌倉仏教
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鎌倉仏教
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昏迷の現代―今なぜ鎌倉仏教なのか: 鎌倉時代と現代 正統と異端 真正の異端 専修の意味―オールインワンという視点:多様化し細分化した仏教のすべてを1つに集約した行 平安―最澄と空海:即身成仏と三蜜加持 栄西―兼修禅:興禅護国論 三学観 戒と禅 末法と禅 道元―只管打坐:心身脱落ー...
昏迷の現代―今なぜ鎌倉仏教なのか: 鎌倉時代と現代 正統と異端 真正の異端 専修の意味―オールインワンという視点:多様化し細分化した仏教のすべてを1つに集約した行 平安―最澄と空海:即身成仏と三蜜加持 栄西―兼修禅:興禅護国論 三学観 戒と禅 末法と禅 道元―只管打坐:心身脱落ー仏道修行の出発点 修証一等ー三学観の超克 行持 易行性と平等性 法然―念仏:念仏観の変遷 善導→法然 八種選択 念仏の言霊化 親鸞―信心:教行信証 大乗仏教を意識 自性清浄心 否定的自己省察 改読→自力排除 日蓮の―唱題:立正安国論 正法と仏法 浄土観の変遷 唱題の歴史 四箇格言 唱題の言霊化 一遍―名号:名号一元論 踊ると捨てる 異端の価値―宗派仏教の未来
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鎌倉仏教の祖師である栄西、道元、法然、親鸞、日蓮、一遍の思想を解説している本です。 著者はまず、黒田俊雄の「顕密体制論」を紹介し、旧仏教対新仏教というかつて支配的だった鎌倉仏教の理解の枠組みをあらため、鎌倉仏教の諸宗派を「正統」に対する「異端」として規定します。 そのうえで著...
鎌倉仏教の祖師である栄西、道元、法然、親鸞、日蓮、一遍の思想を解説している本です。 著者はまず、黒田俊雄の「顕密体制論」を紹介し、旧仏教対新仏教というかつて支配的だった鎌倉仏教の理解の枠組みをあらため、鎌倉仏教の諸宗派を「正統」に対する「異端」として規定します。 そのうえで著者は、鎌倉仏教の祖師たちのほとんどが比叡山で仏教を学んだことに目を向けます。天台宗の「一仏乗」や、真言宗の「九顕十密」という思想は、最澄や空海の総合主義的な立場を端的に表現しています。鎌倉仏教の祖師たちは、そうした総合的な仏教を学んだうえで、「専修」の道を切り開いたのです。それゆえ、「専修」は「末端の行の一つ」(one of them)ではなく、「全仏教の行を統合する行」(all in one)として理解されなければならないと著者は考えます。こうした立場から、道元の只管打坐、法然・親鸞・一遍の念仏、日蓮の唱題のもつ意味を解説しているところに、本書の特徴があるように思います。
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