たまごのはなし

しおたにまみこ(著者)

• 販売会社／発売会社: ブロンズ新社
• 発売年月日: 2021/02/18
• JAN: 9784893096838

商品レビュー

2024/10/23

一度読みではダメ。
不気味なたまごの絵とストーリーを追うのに意識を持っていかれてしまう。
何か意味のあることを言われたような？と心がざわついたまま読み終わる。
たぶん子どもにはこの本の意味が理解できていない。
ゆっくり２度目は文字に集中して読んだら、人生の教訓がたくさん語られていた。

(以下、ネタバレ)
　　↓

・自分の経験からいいと思ったことを相手が同じように感じるわけではない
・考えていることを話さなければ伝わらない
・自分のいる場所から出た時に狭い場所にいたことに気づく
・心配は押し付けがましくなると迷惑
・雨の日にゆっくり自分を見つめ直してみる
・自分の軸がぶれたと感じたらその都度直す
・違う種類が集まると種類ごとに争いをする
同じ種類が集まるとその中での違いを争う
みんな同じ状況になったら団結する

ナッツの例え話は核心をついてるなと感心した。
ハチミツをかけられたナッツ達は、一斉に怒りだしたかわりに喧嘩を終える。
人って共通の敵ができた時、急に仲良くなるよな、って思った。
たくさんのマシュマロの中に卵が横たわるイラストがシュールで笑った。

2024/08/16

しおたにさんの本がもう絵本コーナーにないなと思ったら
こちらはYAコーナーにありました٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
借りられてよかった♪

なんとも独特な世界観の一冊

まずたまごが、なんというかシュールというか。
でもじわりとくるんですよね(*´-`)

ちょっとした動きが気持ち悪いというか
一周回って可愛いというか
体操とか最高でした笑

表情も俊逸で
何その表情！！ってなります笑

そんなたまごも
なかなか鋭いことを言ったりして
内容もとても面白かったです！

「あめのひ」のたまごがナッツたちにする行動が
笑ってしまった。表情もよかったなー

読み終わって、もうまた読みたくなってます╰(*´︶`*)╯♡

いちじくも借りないとね♪

2024/04/30

【収録作品】めをさましたら／さんぽ／あめのひ

ある日突然目を覚まし、自我をもったたまごが、歩き出す。マシュマロを起こして話すことを知り、二人で歩き回るようになる。