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斗星、北天にあり 出羽の武将 安東愛季 徳間文庫
880円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
発売年月日 | 2021/02/10 |
JAN | 9784198946296 |
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斗星、北天にあり
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商品レビュー
4.5
7件のお客様レビュー
我が郷土秋田にこのような武将がいたとは!N H K の大河ドラマで取り上げてもらいたい武将です。一気に読み終えました。
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今年ベスト更新。戦国時代の出羽の雄、安東愛季を描く。陸奥側の戦国史は詳しいが、安東氏のことはよく知らなかった。 まず愛季の人物の描き方が非常に良い。領土拡大よりも領民の民のための戦という軸で史実を紡いでいく技量が素晴らしい。載舟覆舟、一即一切、枉尺直尋という指針が効果的に挟まれ...
今年ベスト更新。戦国時代の出羽の雄、安東愛季を描く。陸奥側の戦国史は詳しいが、安東氏のことはよく知らなかった。 まず愛季の人物の描き方が非常に良い。領土拡大よりも領民の民のための戦という軸で史実を紡いでいく技量が素晴らしい。載舟覆舟、一即一切、枉尺直尋という指針が効果的に挟まれていく点も気持ち良い。汀という(恐らく)架空の女性に纏わるエピソードがまさにそうで、運命的な出会いと縁が人生を翻弄していく。 序盤は奥村宗右衛門への三顧の礼、清水治郎兵衛との街づくりといった治世の基盤づくり、後半は領土安寧のための戦といった流れも物語として非常に分かりやすい。戦も馴染みのない人物が多い中シンプルに情報が詰まっておりテンポ良くよめた。個人的には京との連携、織田・豊臣に早くに目をつけていた先見性に愛季の凄さを感じる。 東北戦国史というと、高橋克彦氏『天を衝く』の南部氏、九戸政実との対比で見てしまうが、まず鹿角攻防で『天を衝く』の冒頭の安東氏との戦いが出てきたのは非常に嬉しい(第四章)。安東は安倍氏、南部は源氏の子孫ということで対立する一族だが本書で安東家も好きになった。蝦夷の民として東北史に大きな功績を残したのは間違いない。そもそも後三年の役では共に手を携えたのであり、今も東北という一括りになっていることを考えるとそこにも歴史の面白みを感じる。『天を衝く』を読んだ当時は安東氏に嫌な感じを覚えたものだが物は見方によるのだなと思う。改めて『天を衝く』を軽く読んだが全く嫌な存在ではなくこちらが勝手に作っていたのだと感じる。本書でも大浦氏(津軽氏)は嫌な奴であるし…。
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日経新聞で★5つの紹介本 附箋 ・父が亡くなった時 (母上を亡くして久しく、いまここに父上を喪った。もはや、ふた親への孝行もできぬ身となってしまった ・佐枝が亡くなった時 「親子は一世、夫婦は二世の縁と申す。来世でもそなたと添い遂げたいぞ」 ・汀との別れの場面 汀の言葉 「女は...
日経新聞で★5つの紹介本 附箋 ・父が亡くなった時 (母上を亡くして久しく、いまここに父上を喪った。もはや、ふた親への孝行もできぬ身となってしまった ・佐枝が亡くなった時 「親子は一世、夫婦は二世の縁と申す。来世でもそなたと添い遂げたいぞ」 ・汀との別れの場面 汀の言葉 「女は、ただひと晩の思い出にすがってでも生きて参れるものでございます」
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