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路上のX 朝日文庫
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路上のX 朝日文庫

桐野夏生(著者)

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路上のX 朝日文庫

880

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2021/02/05
JAN 9784022649805

路上のX

¥880

商品レビュー

3.9

40件のお客様レビュー

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2026/03/16

飲食店を経営する両親の元で育った真由は、 両親の都合で親戚の家に預けられ、居場所がない。 “育ちの良い”真由が路上生活に出ていくとき、 あまりの文化の違いに翻弄されていく。 また路上生活の文化圏で暮らしていた側にも 変化が起こっていく。 総じて大人たちがあまりに“それぞれの...

飲食店を経営する両親の元で育った真由は、 両親の都合で親戚の家に預けられ、居場所がない。 “育ちの良い”真由が路上生活に出ていくとき、 あまりの文化の違いに翻弄されていく。 また路上生活の文化圏で暮らしていた側にも 変化が起こっていく。 総じて大人たちがあまりに“それぞれの常識”に生きていてだれも頼りにならないことが印象に残った。 社会の中のどこかに居場所を持つ大人たちの言葉が、事態に直面している子どもたちにとっては、ただただ空虚だった。

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2025/11/06

『路上のX』は、トー横キッズの実情を生々しく描いた作品だった。 18歳以下で家庭環境が不安定な場合、本当に居場所を失ってしまうことがあると知り、胸が痛んだ。 そんなときに安心できる別のコミュニティがあればと思うが、日本にはまだその制度が十分に整っていないように感じる。 「買う...

『路上のX』は、トー横キッズの実情を生々しく描いた作品だった。 18歳以下で家庭環境が不安定な場合、本当に居場所を失ってしまうことがあると知り、胸が痛んだ。 そんなときに安心できる別のコミュニティがあればと思うが、日本にはまだその制度が十分に整っていないように感じる。 「買う側」と「買われる側」。 作中に登場する大人たち(主に男性)は、自分の欲望を満たすためなら、無垢な少女たちの感情や希望さえ踏みにじる。その姿はあまりにも幼稚で、醜く見えた。 少女たちはただ、幸せになりたい、衣食住の整った普通の生活を送りたいと願っているだけなのに、社会は彼女たちを「メンヘラ」や「性非行」といった言葉で片づけ、20歳を超えたら価値がないと決めつける。 果たしてそんなことを言えるほど、大人たちは偉い立場にいるのだろうか。 悪意を持つ人たちの強要を受け入れざるを得ない少女たちは、自分の感情を押し殺し、良心を失っていく。 その過程こそが、この作品で描かれる最も恐ろしい現実だと思った。 こうした現状を変えるためには、子どもや若者が安心して助けを求められる「居場所」を、社会全体で作っていく必要があると感じた。

Posted by ブクログ

2025/11/03

両親が借金のため、親戚の家に弟と別々に預けられた高校生の真由。 真由が預けられたのは父親の弟夫婦の家で、そこには小学生の娘2人いた。どちらかといえば貧しい暮らしの叔父の家で真由は居場所もなく、食事もろくに与えてもらえなかった。 学校も市立に行く予定が金銭的な理由で公立に変更になり...

両親が借金のため、親戚の家に弟と別々に預けられた高校生の真由。 真由が預けられたのは父親の弟夫婦の家で、そこには小学生の娘2人いた。どちらかといえば貧しい暮らしの叔父の家で真由は居場所もなく、食事もろくに与えてもらえなかった。 学校も市立に行く予定が金銭的な理由で公立に変更になり、通うことになった高校も荒れた所で行く気になれなかった。 真由は少ない小遣いしか渡されておらず、昼食も買えないことから、ラーメン屋のバイトを見つけ、なんとか少しでも足しにしていた。 しかし、叔父の家に帰りたくなくて夜の町をさ迷っているうちに年上の女性に騙されたり、とにかく危険な目に合って行く。 そして、リオナというひとつ年上の少女に会う。 リオナは真由の気持ちを良く理解してくれ、真由も頼りにするようになる。 しかし、少女たちに世間は冷たく、男たちの餌食にされるばかりだ。 真由は両親がいなくなった理由がわからず、悶々としていたが、知ってもいいことはなかった。 家庭の事情等で普通に暮らすことが出来ない少女たち。街には危険がいっぱいだが、かといって行き場所がない。 そんなやるせない現実があるということに愕然とする。 2025.11.3

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