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SAPEURS ファッションで道を切り拓く、サプールという生き方
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SAPEURS ファッションで道を切り拓く、サプールという生き方

タリーク・ザイディ(著者)

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SAPEURS ファッションで道を切り拓く、サプールという生き方

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青幻舎インターナショナル/青幻舎
発売年月日 2021/01/24
JAN 9784861528040

商品レビュー

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2024/04/18

https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/congomin/index.html コンゴ民主共和国 コンゴ共和国 https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/congokyo/index.html コンゴには共和国と民主共和国...

https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/congomin/index.html コンゴ民主共和国 コンゴ共和国 https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/congokyo/index.html コンゴには共和国と民主共和国があるらしい。 この本のコンゴはどっちだろうとまえがきを読み返すと、撮影が行われたのはコンゴ共和国のプラザビルとコンゴ民主共和国のキンシャサだと書かれていた。 サプールのことは前に出た写真集のことで知っていたけれど、その写真集はなんとなくまだ読んでいない。 アフリカの絵本を何冊かまとめて読んで、サプールのことを思い出したので検索したら、この写真集が出てきたので借りてみた。 サプールの歴史は1920年代に始まった。日常とはかけ離れた独特なファッションを通して、自分たちが置かれた境遇に反発し自己を表現するサプールたちは、当初は成人男性のみだったが、現在では女性のサプーズや見習い中の子どもプチ・サップもいる。 コンゴは長年にわたる暴力や紛争ですべてを破壊された、世界で最も貧しい地域の一つでもある。 サップたちは華やかでエレガントに着飾り、独特な「気取り歩き」や丁寧な振る舞いで、厳しい状況に置かれている地元コミュニティに希望や生きる喜びをもたらしている。 またこうした高価で華美な装いには、自分たちが置かれた経済状況に異を唱えるための巧みな社会運動でもある。 1920年代のサプール運動初期の人びとは、植民地政府へ抗議するために、自分たちの主人が与えるおさがりの服を拒否し、フランス人やベルギー人の服を着た。 それ以来今後では、「自分らしく装うこと」は芸術でありプラカードにもなった。 1980年代に公の場でのサプール活動を禁止する政治的な動きがあったが、近年になってサップ・カルチャーは復活を遂げた。サプールたちはコンゴの大切な伝統であり文化であり、人々の暮らしを明るく照らす存在として人々から尊敬されている。 「植民地支配と腐敗した政治、紛争や貧困によってズタズタに引き裂かれたコンゴ。そんな祖国で、サプールたちは「ファッションで道を切り開く」という共通の想い、そして彼らの紳士的な立ち振る舞いが、内乱を鎮める助けになることに気が付いた。「サップのメンバーに暴力的な者はいません。誰も争いを望まないのです。私たちには、平和がすべてなのですから」。62歳のセヴラン・ムイエンゴ氏は、静かにそう語る。彼の父もまた、サプールだった。」p.6 「サップは、伝統的には父から息子へと受け継がれる男性主流の文化だった。しかし近年では、コンゴ人女性の中にもデザイナースーツを着用しサプールの仲間入りをする人が増えてきた。女性のサプールは「サプーズ」と呼ばれている。コンゴの家父長制社会に挑戦状を突き付けるかのような彼女たちの姿は、自分たちを虐げるものとの力関係をひっくり返すことが本来の目的だったサップの原点に立ち返るものだ。 サップは、常に進化する社会的ムーヴメントである。公民としての権利を奪われ、国の現状に絶望し、無力さを感じている若者たちがサプールとなり、ファッションを足掛かりに、発展途上の祖国をより希望に満ち世界に開けた未来ある国にしようと試みているからだ。」p.6 雑誌に載っていてもおかしくない装いの美しさはもちろんだけれど、それ以上に家の前に積みあがっているゴミの山だとか未舗装の道路とか、崩れたトタンの家などのコンゴの風景が衝撃的だ。 この風景の中だからこそ、社会運動としてのサップ文化という解説に強い説得力を感じた。

Posted by ブクログ

2021/06/22

解説には彼らの服装の一つ一つの ブランドについても言及され サップたちの氏名年齢職業も書かれています 自分たちに誇りをもって 活動されているんですよね 暴力反対を唱え 今ではコンゴの平和の象徴となっているサプールは その多くが敬虔なカトリック教徒 彼らの美...

解説には彼らの服装の一つ一つの ブランドについても言及され サップたちの氏名年齢職業も書かれています 自分たちに誇りをもって 活動されているんですよね 暴力反対を唱え 今ではコンゴの平和の象徴となっているサプールは その多くが敬虔なカトリック教徒 彼らの美意識の高い装いは 平和でいたいという主張なのです 武器を捨てエレガントに生きる 格好いいな 真のエレガンスです 大好き

Posted by ブクログ

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