サフラジェット 平等を求めてたたかった女性たち

デイヴィッド・ロバーツ(著者), 富原まさ江(訳者)

• 販売会社／発売会社: 合同出版
• 発売年月日: 2021/01/19
• JAN: 9784772614351

商品レビュー

2024/12/22

図書館でこの魅力的な絵が目にとまり、即決で借りることにしました。

女性の選挙権獲得の前にはこんなにも厚い壁があり、多くの勇敢な女性達が立ち向かったことがわかりました。それまでも選挙は大切と思っていましたがこれを読んで以来、選挙は絶対行く！という気持ちがものすごく強くなりました。

美しい絵はもちろんのこと、内容も多くの方に読んでほしいです。そして選挙権を無駄にすることのないように！

2024/03/05

あらすじ（Googleより）”言葉“ではなく“行動“で勝ち取った女性の選挙権獲得のたたかいをエレガントなイラストで紹介した豪華な作品。

イラストが綺麗で読みやすそうだったので思わず手に取った。
サフラジェットについては「未来を花束にして」、「エノーラ・ホームズの事件簿2」で触れたくらいでほとんど知らなかったので、
まずはサフラジスト、サフラジェットたちが歩んだ歴史の概観を知るのにちょうど良い情報量だった。
サフラジェットたちの活躍、また批判されうる箇所や、志の違いから分岐していくところまで客観的に書かれている。

行動を伴う過激さで政府はもちろん、民衆に、その他団体にも疎まれたサフラジェットたち。
単に「過激だ」「犯罪者だ」で終わらせて良いのか。重要なのはなぜそのような行動を取ったのかだと思わされる。
エメリン・パンクハーストはついに選挙権を得るその日を見ることができなかった。現にそれだけ長い時間がかかっている。
サフラジェットがいなければ、もっと時間がかかっていたのかもしれない。

今当たり前のように私たちが持つ権利を命懸けで得た先人たちに思いを馳せ、権利を行使していきたい。

2023/05/02

現在女性が選挙で投票できるのも、「サフラジェット」たちのおかげであることがわかった。その過激な行動の是非は問われるとは思うが、何事も待っていては得られないのだと感じた。

この本のイラストがとてもよかった。