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サフラジェット の商品レビュー

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2024/03/05

あらすじ(Googleより)”言葉“ではなく“行動“で勝ち取った女性の選挙権獲得のたたかいをエレガントなイラストで紹介した豪華な作品。 イラストが綺麗で読みやすそうだったので思わず手に取った。 サフラジェットについては「未来を花束にして」、「エノーラ・ホームズの事件簿2」で触れ...

あらすじ(Googleより)”言葉“ではなく“行動“で勝ち取った女性の選挙権獲得のたたかいをエレガントなイラストで紹介した豪華な作品。 イラストが綺麗で読みやすそうだったので思わず手に取った。 サフラジェットについては「未来を花束にして」、「エノーラ・ホームズの事件簿2」で触れたくらいでほとんど知らなかったので、 まずはサフラジスト、サフラジェットたちが歩んだ歴史の概観を知るのにちょうど良い情報量だった。 サフラジェットたちの活躍、また批判されうる箇所や、志の違いから分岐していくところまで客観的に書かれている。 行動を伴う過激さで政府はもちろん、民衆に、その他団体にも疎まれたサフラジェットたち。 単に「過激だ」「犯罪者だ」で終わらせて良いのか。重要なのはなぜそのような行動を取ったのかだと思わされる。 エメリン・パンクハーストはついに選挙権を得るその日を見ることができなかった。現にそれだけ長い時間がかかっている。 サフラジェットがいなければ、もっと時間がかかっていたのかもしれない。 今当たり前のように私たちが持つ権利を命懸けで得た先人たちに思いを馳せ、権利を行使していきたい。

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2023/05/02

現在女性が選挙で投票できるのも、「サフラジェット」たちのおかげであることがわかった。その過激な行動の是非は問われるとは思うが、何事も待っていては得られないのだと感じた。 この本のイラストがとてもよかった。

Posted byブクログ

2022/12/20

暗い面もそれなりに入れてくれている。 世の中を変えるという活動をするにあたり、成果を待てない勢と性急に進めず平和的にという勢などバラツキがあるのはさもありなんと思いますが、 世の中から嫌悪感を向けられるなど活動が逆効果になる場面なども含めおもうところあります。 未来を花束にして、...

暗い面もそれなりに入れてくれている。 世の中を変えるという活動をするにあたり、成果を待てない勢と性急に進めず平和的にという勢などバラツキがあるのはさもありなんと思いますが、 世の中から嫌悪感を向けられるなど活動が逆効果になる場面なども含めおもうところあります。 未来を花束にして、という映画でエミリーワイルディングディヴィソンの話を見て以来気になっていたのでよんでよかったです。

Posted byブクログ

2021/04/12

「未来を花束にして」を見て、なんとなくサフラジェットについて知っているつもりにだけなっていた。この本を見つけることができて良かった。あの映画は素晴らしいけれど、描かれているのはあくまでサフラジェットの一部、平等な投票権を求めて100年以上戦い続けたサフラジストの一部でしかないこと...

「未来を花束にして」を見て、なんとなくサフラジェットについて知っているつもりにだけなっていた。この本を見つけることができて良かった。あの映画は素晴らしいけれど、描かれているのはあくまでサフラジェットの一部、平等な投票権を求めて100年以上戦い続けたサフラジストの一部でしかないことは、特にあの映画に心を動かされた人は知っておくべきだと思う。 競馬場で死んだエミリー・ワイルディング・デイヴィソンは、サフラジェットの中でも持て余されていた過激な人だったんだな… シルビア・パンクハーストは、平等な投票権だけではなく、貧しい女性が直面する社会問題の解決にも尽力して、平和主義者として良心的兵役拒否者を支援して、結婚によって自分の性が変わることを拒否するために、子どもが生まれても事実婚を貫いた。 彼女の信念に基づく行動は、母親であるエメリン・パンクハーストや、姉であるクリスタベル・パンクハーストとの対立と絶縁をもたらした。シルビア・パンクハーストは母や姉より進歩的な人だったんだ。 エメリン・パンクハーストやクリスタベル・パンクハーストは熱心に戦争のために協力した。彼女たちの白い羽運動は人の尊厳を傷つけるグロテスクな行いだ。でもその一方で、男性が戦場へ行ったために国内の労働者が激減しても、まだ女性を雇うことをためらう工場や雇用主に対して、女性を雇わせて女性は男性と同等の能力を持つことを示し、社会の中での女性の地位を向上させた。そして1918年、政府はとうとう「女性が参政権を持つ」という考えを無視できなくなり、男性と比べるとまだまだ不平等ではあったけれど、一部の女性たちの選挙権は認められることになった。 エメリン・パンクハースト、クリスタベル・パンクハーストとシルビア・パンクハーストは、それぞれ違った信念を持っていて、それぞれの信念に従って生きた。 パンクハースト母子だけではなく、この本で描かれているサフラジストの歴史は、誰の信念がより正しくて、間違っていて、優れていて、劣っているかではなく、自分の信念に従う人の言葉や行動こそが世界に必要なんだということが信じられるように思えた。

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2021/04/19

イギリスで女性の参政権を得るために活動した英国の女性たちについて、イラストを使って年代に沿って解説している。サフラジェットとは参政権運動に熱心な女性、特に過激な行動をする女性たちのことを言う。巻末に英国以外の女性参政権運動家が紹介されているが、日本人は市川房枝さんが紹介されている...

イギリスで女性の参政権を得るために活動した英国の女性たちについて、イラストを使って年代に沿って解説している。サフラジェットとは参政権運動に熱心な女性、特に過激な行動をする女性たちのことを言う。巻末に英国以外の女性参政権運動家が紹介されているが、日本人は市川房枝さんが紹介されている。

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