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レストラン「ドイツ亭」
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レストラン「ドイツ亭」

アネッテ・ヘス(著者), 森内薫(訳者)

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レストラン「ドイツ亭」

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2021/01/16
JAN 9784309208169

レストラン「ドイツ亭」

¥3,190

商品レビュー

4.1

39件のお客様レビュー

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2025/02/05

アウシュビッツを裁く裁判に、通訳として参加することになった主人公。 1960年代をすごす、ごく普通の女性が考え、苦しみ、自分の正義や幸せをつかみ取れるようになるまでの激動が素晴らしい。 ほっこりするところも、泣けるところも、共感するところもたくさんあって、登場人物一人一人が生きて...

アウシュビッツを裁く裁判に、通訳として参加することになった主人公。 1960年代をすごす、ごく普通の女性が考え、苦しみ、自分の正義や幸せをつかみ取れるようになるまでの激動が素晴らしい。 ほっこりするところも、泣けるところも、共感するところもたくさんあって、登場人物一人一人が生きている手ごたえがある。

Posted by ブクログ

2024/04/21

人間であることは、つらいものだ。 ユルゲンの告白に、父ヴァルターが投げかける言葉。 第4部、後半に出てくるこの言葉が、ずしりと心に響いた。 本作は、アウシュビッツ裁判を軸に、代理ミュンヒハウゼン症候群や、猟奇的快楽に葛藤する場面など、人間であるとは?についての問いかけが散りばめ...

人間であることは、つらいものだ。 ユルゲンの告白に、父ヴァルターが投げかける言葉。 第4部、後半に出てくるこの言葉が、ずしりと心に響いた。 本作は、アウシュビッツ裁判を軸に、代理ミュンヒハウゼン症候群や、猟奇的快楽に葛藤する場面など、人間であるとは?についての問いかけが散りばめられている。 戦時下の異常な状況下での行為を裁くことに、意味はあるのか。公正な裁きなんてあるのか。 戦後20年経ってから行われた裁判は、当初そんな雰囲気のなか始まる。 ヒトラー政権下では、服従以外の行為は自身や自身の家族を危険に晒すことにもなる。 それを前提にしても、アウシュビッシュ収容所での行為はあまりにも残虐で、非情すぎた。 2022年、アウシュビッシュ収容所の門で、ナチス式敬礼をした外国人観光客が罰金刑に処されたというニュースを思い出した。 人間ってなんだろう。 人間であるとは、どういうことなんだろう。

Posted by ブクログ

2023/07/01

1963年、フランクフルトで始まった「アウシュヴィッツ裁判」。被告人や証人、それを取り巻く市井の人々の物語。当時のドイツの人々の複雑さが臨場感を持って体験できる。厳しい内容だが、希望も感じられた。

Posted by ブクログ

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