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中国の歴史(7) 中国思想と宗教の奔流 宋朝 講談社学術文庫
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中国の歴史(7) 中国思想と宗教の奔流 宋朝 講談社学術文庫

小島毅(著者)

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中国の歴史(7) 中国思想と宗教の奔流 宋朝 講談社学術文庫

1,551

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2021/01/12
JAN 9784065221433

中国の歴史(7)

¥1,551

商品レビュー

3.5

4件のお客様レビュー

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2023/10/01

2021/4/29読了 宋代を扱う。 今までの先生方とはちょっと異なり、軽妙な文章が目立った。きっと、講義や講演でも、お話が巧いのだろうと想像する。宋は、軍人の権力を弱めた文民統制王朝で、歴代中国王朝の中でも軍隊は最弱と言われているらしい。しかしその分、文化的には高尚なものを多く...

2021/4/29読了 宋代を扱う。 今までの先生方とはちょっと異なり、軽妙な文章が目立った。きっと、講義や講演でも、お話が巧いのだろうと想像する。宋は、軍人の権力を弱めた文民統制王朝で、歴代中国王朝の中でも軍隊は最弱と言われているらしい。しかしその分、文化的には高尚なものを多く生み出し、いわゆる和風文化のルーツでもあるのだから、強い軍隊を持つことの功罪を考えてしまう。

Posted by ブクログ

2022/06/14

短期王朝に終わった5代に続く宋。趙匡胤が五代最後の後周から禅譲を受けて建国し、6代目の短期に終わらせないという固い決意が、「五代史」の編纂に示され、また「宋」の国名も「殷」を継ぐものという意味があった。そして趙匡胤(太祖)の後を継いだ弟・趙匡義(太宗)は秀吉の後の家康に準える記述...

短期王朝に終わった5代に続く宋。趙匡胤が五代最後の後周から禅譲を受けて建国し、6代目の短期に終わらせないという固い決意が、「五代史」の編纂に示され、また「宋」の国名も「殷」を継ぐものという意味があった。そして趙匡胤(太祖)の後を継いだ弟・趙匡義(太宗)は秀吉の後の家康に準える記述は非常に分かり易い。太祖系からの政権簒奪だったのだろう。『資治通鑑』の編者・旧法派の司馬光、欧陽脩や蘇軾と新法派の王安石の対立など、現代の与野党政治を思い出させるだけに、現代に近くなった印象を感じた。そして宗教として儒教・道教・仏教(禅宗)が深化していった時代でもあったのだ。 楽しい話は宋と契丹の講和条約に際しての契丹に毎年払う和解金について指三本30万円で成約した曹利用を皇帝の真宗が一度300万と勘違いしたが、30万と知って満悦したという逸話。双方が平和を求めていたという背景による、とは今もこのようなことが起こってほしいと思う。この時代に三国志演義が成立し、劉備や孔明が英雄とされ、芸能文化が広まっていったことし、儒教が朱熹の登場により隆盛を極めていったことなど、日本での平安から鎌倉時代よりも、江戸時代を思わせるような印象を持った。

Posted by ブクログ

2021/04/22

思想文化に焦点を合わせて、南北300年における時代の推移を明らかにする内容。特に朱子学に関する記述が豊富で、王安石から新旧対立・道学の展開を経て成立にいたる流れ、後世に与えた影響などは興味深かった。

Posted by ブクログ

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