商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2021/01/04 |
JAN | 9784094068610 |
- 書籍
- 文庫
荒野の古本屋
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荒野の古本屋
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商品レビュー
3.5
8件のお客様レビュー
最高の読書体験だった...! 読書と散歩、そして古い建物が好き......。冒頭のモラトリアム期の著者に共感の嵐で、ぐいぐい読み始めました。 「坑夫」というワードが道を開くポイントになっているのも面白い。こじつけかもしれなくても、それにまつわる出来事や偶然の出会いに運や縁を感じ...
最高の読書体験だった...! 読書と散歩、そして古い建物が好き......。冒頭のモラトリアム期の著者に共感の嵐で、ぐいぐい読み始めました。 「坑夫」というワードが道を開くポイントになっているのも面白い。こじつけかもしれなくても、それにまつわる出来事や偶然の出会いに運や縁を感じて逃さず、次に繋げる行動力に脱帽。 いつも自分の感じたこと、考えたことをシンプルに大胆に行動に移していて、まるで小説のような展開に次はどうなるのだろうと読んでいてワクワクしました。 今まで勝手に著者に対してお堅い人なのかな...という印象を持っていたのですが、文章からとてもユーモアのある明るい人柄が滲み出ていて、印象がガラリと変わりました。 また、知らない本や人、店などが多々登場し、行ってみたり読んでみたりしたい好奇心をつつかれます。自分の世界に奥行きをもたらしてくれました。 初めて森岡さんの本を読みましたが、他のご著書もぜひ読みたくなりました。 とても面白かったです!
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本好きにはただの読書好きと、書物という存在が好きな人がいます。当然書物という存在が好きな人も読書好きだとは思うのですが、前者は本そのものに思い入れが少なかったりするので、その本が貴重だとかは関係ないんですね。あくまで自分にとって面白い本が読めればそれで良しとするタイプ。これは私が...
本好きにはただの読書好きと、書物という存在が好きな人がいます。当然書物という存在が好きな人も読書好きだとは思うのですが、前者は本そのものに思い入れが少なかったりするので、その本が貴重だとかは関係ないんですね。あくまで自分にとって面白い本が読めればそれで良しとするタイプ。これは私が当てはまります。 そして後者のタイプはこの森岡書店さんや、その周辺の本好きの人たちが当てはまるでしょう。本という存在を愛している人。オブジェとしても書物を愛している人です。 何しろ東京の中心部で1冊だけ本を展示して、その関連のものも展示するとか意識高すぎでしょう。正直行こうとは思わない書店なのですが、その成り立ちにはとても興味が有ります。 書店としては興味の外なのですが、昭和趣味というか古い建物や物が好きなのでそちらの方で反応しました。中野ハウスという建物見てみたかった。どんな建物だったんだろう。
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茅場町で古本屋を開き、今は銀座で週に1冊だけ同じ本を売るという面白い売り方をしている森岡書店を経営している森岡督行さん。 その森岡さんが、神保町の古本屋で修行し、自分の店を開業し、軌道に載せるまでの行動や思考が描かれている。 特にプラハとパリに買い付けに行った場面は、不安と緊...
茅場町で古本屋を開き、今は銀座で週に1冊だけ同じ本を売るという面白い売り方をしている森岡書店を経営している森岡督行さん。 その森岡さんが、神保町の古本屋で修行し、自分の店を開業し、軌道に載せるまでの行動や思考が描かれている。 特にプラハとパリに買い付けに行った場面は、不安と緊張と安堵が伝わってきて、読み応えがある。 ひょんなことから古書店にギャラリーを開くことになり、そこから写真家の平野太呂と繋がり、POOLという傑作を展示することになる。 好きなことを仕事にする。 古本屋を開業し運営していく様子に、きっと勇気をもらえる人も多いはず。
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