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自転車に乗って アウトドアと文藝
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自転車に乗って アウトドアと文藝

アンソロジー(著者), 角田光代(著者), 柴田元幸(著者), 夏目漱石(著者), 萩原朔太郎(著者), 真鍋博(著者)

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自転車に乗って アウトドアと文藝

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2020/12/25
JAN 9784309029351

自転車に乗って

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商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2023/10/03

漱石の『自転車日記』を読みたくて 全集以外にないかと探したら(重いから) こんな素敵なアンソロジーがあった! 河出書房さん、ありがとう。 お目当ての漱石先生「自転車修業」は 期待通りの和み度高い随筆。 いや…さんざん苦労してるから 先生的には決して和んでないけど その頑張り具合...

漱石の『自転車日記』を読みたくて 全集以外にないかと探したら(重いから) こんな素敵なアンソロジーがあった! 河出書房さん、ありがとう。 お目当ての漱石先生「自転車修業」は 期待通りの和み度高い随筆。 いや…さんざん苦労してるから 先生的には決して和んでないけど その頑張り具合に読むこちらは頬が緩む。 同病相憐むってやつですよ(自転車乗れない) 萩原朔太郎は乗れるようになって 角田光代は乗れたけどやめて 羽田圭介はサイクリングの実情を知り。 総勢27名の書いた自転車にまつわる話。 小川未明の『父親と自転車』は童話。 自転車を走って追いかけた子どもの気持ちに おもわず涙しそうになる一編でした。

Posted by ブクログ

2023/09/23
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※このレビューにはネタバレを含みます

自転車に乗って -著者- 伊藤礼、江戸川乱歩、押川春浪、角田光代、北杜夫、久世光彦、柴田元幸、夏目漱石、羽田圭介、藤崎彩織、真鍋博、宮沢賢治、山松ゆうきち、吉行淳之介、忌野清志郎、小川未明、織田作之助、金子みすゞ、北川悦吏子、志賀直哉、中井久夫、萩原朔太郎、半村良、益田ミリ、三浦しをん、群ようこ、吉本隆明 ∞----------------------∞ 色んな作家さんの自転車にまつわるエピソード。面白かったのと普通なのとよく分からないのが混ざった短編集です。 夏目漱石と萩原朔太郎は文体がちょっと難しかったけど、自転車と奮闘しているのはよく分かった。 真鍋博さんのバイコロジーの話。実際現実は自転車よりも自動車社会なんだけど、発想が面白くて夢があって、自転車を身近に感じられて、もっと乗りたいと思えた。 「旅する」以降の話は、前半より自転車に愛着がある感じ?特に旅なんて私には出来ないことだなと思いながら読んだけど。 セカオワのビワイチ。琵琶湖一周が200kmというのすら知らなかったけど、辛そうだけど楽しそうだったし、そもそもこういうの書かれる人だとも知らなかった。 突然、まくりのアサちゃんの漫画。これは人生を掛けた自転車生活。 吉本隆明、久世光彦辺りでは自転車よりも歩きを勧められる年齢の話で、頑張ってみたけど大変だったとか怖かったというのが、気をつけろよ!で締めくくられてる気がした。 2023/09/23 読了(図書館)

Posted by ブクログ

2023/07/01

自転車にまつわるエッセイ集。 誰だって自転車には乗ろうとする、乗ってみようとする、でいろいろ思うわけである。 1.はじめる 2.ふりかえる 3.考える 4.旅する 5.いつでも、どこまでも その時々で感じたことをエッセイにしている。 はじめる。では夏目漱石や萩原朔太郎も自...

自転車にまつわるエッセイ集。 誰だって自転車には乗ろうとする、乗ってみようとする、でいろいろ思うわけである。 1.はじめる 2.ふりかえる 3.考える 4.旅する 5.いつでも、どこまでも その時々で感じたことをエッセイにしている。 はじめる。では夏目漱石や萩原朔太郎も自転車に挑戦するのである。 文体に時代を感じる、、だが頑張ってる様子は伝わってくる。 この中では、小川未明の「父親と自転車」がよかった。買ってほしいと頼む吉坊に父親は、「そんなものに、乗らなくたって、いくらでも遊べるではないか、ほかの子供をけがさしてみい、たいへんだぞ。もうすこし大きくなってから、買ってやる。」というが、自転車に乗ってる友だち2人の後ろを真っ赤な顔をして追っかけてる吉坊を見て、いじらしく思い「ああ、おれが悪かった。」と心のなかで泣く。 なんとも言えない…親心に沁みる。 ふりかえる。でも織田作之助や北杜夫、江戸川乱歩など珍しい面々が登場。 金子みすゞの電報くばりの詩も味わいがある。 考える。では映画のなかの自転車というと、「E.T.」がやはりポピュラーだろう。 「自転車泥棒」も失業者のあふれる、終戦直後のローマの少し暗い話。 旅する。では「まくりのアサちゃん」の漫画が楽しめた。絵にも味わいがあるが、昭和24年9月大宮競輪後節でデビューした西村朝子物語。 いつでも、どこまでも。では益田ミリさんの「優しい言葉」自転車で転んだであろう男の子が虫カゴからこぼれた砂を一生懸命にかき集めている姿に声をかけながら涙が出そうになったこと。 自転車…最初にこまを外して乗れたときは、やった〜と思った。風が気持ちいいと感じた。 どこまでも行けるって、少しお姉さんになった気がした。 そんな遠い昔のことを思い出した。

Posted by ブクログ

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