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バイリンガル利休百首 Rikyu's Hundred Verses in Japanese and English
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バイリンガル利休百首 Rikyu's Hundred Verses in Japanese and English

井口海仙(著者), 裏千家淡交会国際部(監訳)

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バイリンガル利休百首 Rikyu's Hundred Verses in Japanese and English

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 淡交社
発売年月日 2020/12/09
JAN 9784473044280

バイリンガル利休百首

¥1,650

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2023/05/07

「釜一つあれば茶の湯はなるものを数の道具をもつは愚かな」 これは利休百首である。茶の湯には最低限の道具さえあればよく、高価なものをたくさん買い揃える必要はないということを詠む。「茶は道具で点てるのではない、心で点てるのだ」ということを教える。 「茶はさびて心はあつくもてなせよ ...

「釜一つあれば茶の湯はなるものを数の道具をもつは愚かな」 これは利休百首である。茶の湯には最低限の道具さえあればよく、高価なものをたくさん買い揃える必要はないということを詠む。「茶は道具で点てるのではない、心で点てるのだ」ということを教える。 「茶はさびて心はあつくもてなせよ 道具はいつも有合にせよ」 これも利休百首である。茶の湯は質素にせよ。華美でなく、贅沢にならないようにせよ。何は無くても誠心からもてなせば、道具は無理して買い求めた、高価なものや珍器でなくても、有り合わせでよいと利休は言う。高価な道具や山海の珍味でもてなすことを自慢する茶人を戒めている。 安土桃山時代の粟田口善法(鶴田純久)は手取釜ひとつで食事も茶の湯も行った。村田珠光から心の綺麗な茶人と称賛された。「カンナベ一ツニテ茶湯ヲスル、一世ノ間食ヲモ身一楽ム、胸ノキレイナル者トテ珠光褒美候」(山上宗二『山上宗二記』)。同じく安土桃山時代の茶人の丿貫(へちかん)も手取釜一つで雑炊を煮て茶の湯も沸かした。 漫画にも以下の以下の台詞がある。「お値段とお茶の味は関係ありません」(早川光原作、pikomaro作画、木村宗慎監修『茶の湯のじかん』集英社、2019年)。 値段と味は比例しないことは茶道が持つ哲学である「一期一会」にも通じる。一生に一度の貴重な体験である茶の湯を楽しむために、価値観や先入観にとらわれずに、その瞬間を大切にすることが重要である。物事を見る目を大切にし、過去の経験や固定観念にとらわれず、毎回新しい気持ちで接することが大切である。

Posted by ブクログ

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