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『細雪』とその時代
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『細雪』とその時代

川本三郎(著者)

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『細雪』とその時代

2,640円

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2020/12/08
JAN 9784120053504

『細雪』とその時代

¥2,640

商品レビュー

4.6

12件のお客様レビュー

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みんなの感想まとめ
  • 阪神間文化の美しさ
  • 蒔岡四姉妹の物語
  • 戦争前夜の生活
  • モダンガールの挫折
  • 神戸の映画文化
  • 谷崎潤一郎の影響
  • 芦屋と東京の行き来
  • 共同体の絆と葛藤
  • 文化と戦争の狭間
  • 美しき風景の再体験

作品は、戦争に向かう時代に生きた蒔岡四姉妹の物語を通じて、阪神間文化の美しさとその裏に潜む負の側面を描いています。著者は、登場人物のモデルや谷崎潤一郎の体験に基づく深い考察を通じて、読者に新たな視点を提供します。特に、地図や年表、写真などの付録が、作品の背景を理解する手助けとなり、読者を引き込む要素となっています。感想からは、作品がただの批評に留まらず、実際の体験として「細雪」の世界を再体験できることが強調されており、作品への愛情が感じられます。また、映画版との関連性や、モダニズムと日本美の融合についての考察も魅力的です。全体として、読者に深い感動と再読の意欲を喚起する一冊です。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/02/12

『細雪』 深掘りガイドブックさながらの面白さ! 小説『細雪』(谷崎潤一郎)→映画『細雪』(監督:市川崑)→『細雪』とその時代(川本三郎) この流れできまして、もう一杯!じゃなくて、もう一周いっちゃうかー!という気分になるのです。大満足でした。 本文中に『細雪』関連地図が入っ...

『細雪』 深掘りガイドブックさながらの面白さ! 小説『細雪』(谷崎潤一郎)→映画『細雪』(監督:市川崑)→『細雪』とその時代(川本三郎) この流れできまして、もう一杯!じゃなくて、もう一周いっちゃうかー!という気分になるのです。大満足でした。 本文中に『細雪』関連地図が入っており、私は土地勘がないため、この心遣いがとても嬉しかったです。建造物などの写真や『細雪』年表の付録も良いです。年表を見ると、戦争が近づきつつある中での小説であることが実感でき、感慨深いです。 本書を読みながら、登場人物のモデルがいて谷崎潤一郎の体験に基づいていること、改めて興味深く感じました。様々な本からの引用を用いて考察されており、著者の『細雪』愛が溢れています。 雪子のお見合いの全てが整理されているのにビックリ。本当にマニアック! 幸子の家の女中、お春どんや美容院の女主人、井谷にも焦点を当てた記述はおもしろく、また小説を読みたくなってしまいます。 小説中に阪神大水害の描写があります。谷崎潤一郎は、小学校の生徒の作文を参考に執筆したとのこと。驚きでした。 私は、『細雪』を読み終えたときに、和を感じるなあと思いました。しかし著者の言うように、和だけではなく、モダニズムと日本美の融合だということ、腑に落ちました。 本書は、koba-bookさんのおススメ本でした。読めて良かったです。ありがとうございました。

Posted by ブクログ

2025/02/13

「細雪」への批評や読解ではなく、あとがきで書かれているとおり、註釈といった趣。 当然ながら「細雪」を読了していないと本書はまったくおもしろくないだろうが、ちゃんと読んでいればより深い追体験をすることができる。 たおやかさや美しさを褒め称えるだけでなく、差別や病気など負の面にもし...

「細雪」への批評や読解ではなく、あとがきで書かれているとおり、註釈といった趣。 当然ながら「細雪」を読了していないと本書はまったくおもしろくないだろうが、ちゃんと読んでいればより深い追体験をすることができる。 たおやかさや美しさを褒め称えるだけでなく、差別や病気など負の面にもしっかりと踏み込んでおり、「細雪」副読本として優良だと思う。

Posted by ブクログ

2023/07/08

お春どんをコメディリリーフとして取り上げたり、細雪を病気小説として読んだりと、視点が多角的でなかなか面白かった。 関東出身の筆者ならではのやり方だと思うが、当時の阪神の事情について様々の文献を引用して考察しているのもよかった。 概して、細雪は単純なようでいて実は複雑な物語であるこ...

お春どんをコメディリリーフとして取り上げたり、細雪を病気小説として読んだりと、視点が多角的でなかなか面白かった。 関東出身の筆者ならではのやり方だと思うが、当時の阪神の事情について様々の文献を引用して考察しているのもよかった。 概して、細雪は単純なようでいて実は複雑な物語であることがよく分かる。 ただし筆者の妙子びいきと雪子嫌いがひどく、そのために取りこぼしている要素もある。 書評とは主観的なものだから致し方ないが。 一番興味深いのは、谷崎が社会情勢にある程度の関心を寄せつつ、日常を大切にする人だったという話で、これが許せない読者も多くいるのだろうが、私は大人になった今、この姿勢の立派さもよくわかる。 だからこそ細雪に惹かれるのであろう。 これが多感な学生時代に読んでいたら、憤慨していたかもしれない。

Posted by ブクログ

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