商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2020/12/08 |
| JAN | 9784167916046 |
- 書籍
- 文庫
ミルク・アンド・ハニー
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ミルク・アンド・ハニー
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商品レビュー
3.9
20件のお客様レビュー
ダブルファンタジーが刊行された当初、エロ目的でハードカバーで買ったが「なんだこりゃ」というかんじでした。 エロいのはエロいがそれ以外の部分が超うざい、なんだこりゃ。 今回もエロいのはエロいんですが、一言で言うと前作を上回るヒトイヤ小説でした。 (イヤミス、イヤホラー、ヒトコワと...
ダブルファンタジーが刊行された当初、エロ目的でハードカバーで買ったが「なんだこりゃ」というかんじでした。 エロいのはエロいがそれ以外の部分が超うざい、なんだこりゃ。 今回もエロいのはエロいんですが、一言で言うと前作を上回るヒトイヤ小説でした。 (イヤミス、イヤホラー、ヒトコワとかいう言葉があるので作ってみた) 最初ずっと退屈で、太字で表記された男女のメールやりとり部分とか「駄文」として私の脳は処理を拒否。人によってはここがなかなか面白いらしいのですが、個人の認知の問題でしょう。 従弟が出てきておっやっと真打ち登場かと思ったらまた退屈なダメニゲン同士のやりとりが続いてしまい、忘れたころに従弟が再登場して、さすがに終わりが見えて一安心。 おとんがああいうことになったラストのチャプターだけは、筆力も感じたし、良い小説だなと思いました。 そう、筆力がすごいんですよねこの作者さんは。 その圧倒的な筆力を、ニンゲンのダメさを描き抜くことに全振りしていて、それがこの作品のすごさというか特長ですね。しかも本作を自伝的と広報してるっていうからまたすごい。 「私は才能があるんだから認めて!それとは別に女として肯定して!さらに性別関係なく人としてあるがままに見て!全部くれないと嫌ったら嫌!!!」という叫び、作品を突き抜けて伝わりました。痛いほど伝わったよ、あいたたたた。 内容については、世代格差を強く感じます。 60年代生まれの作者のジェンダーバイアスがガチガチにきつすぎて、主人公は従弟のおかげでそこから一定は解放されたんだろうけど、その過程における被害者的側面をしつこく描きすぎです。 しかし現代人はもはや、セックスはともかく、ジェンダーではここまで苦しまないと思います(まあこの主人公の苦しみは実は性じゃなくて、自分で自分を救おうとしない人格に原因があるように見受けられますが、それにしてもジェンダーバイアスが鼻につきました)。 本作は「ちょっと昔の価値観の作品」と言えると思います。 よって世代の近い層には刺さるものがあると思います。
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私のツボを押さえてくる、村山由佳氏の官能的表現を含む小説を新たに。こういうのが一冊、今読んでるリストにあると正直心に潤いを感じる。 ・ 「恋とはまた違う、友情や情愛に近い睦み合いを重ねることに、二人ともいまだに罪悪感は薄い。人生の隠れ家のような関係は心地よかった。」 うわーい...
私のツボを押さえてくる、村山由佳氏の官能的表現を含む小説を新たに。こういうのが一冊、今読んでるリストにあると正直心に潤いを感じる。 ・ 「恋とはまた違う、友情や情愛に近い睦み合いを重ねることに、二人ともいまだに罪悪感は薄い。人生の隠れ家のような関係は心地よかった。」 うわーいいな、と思ってしまった。 いいなと思うことに、罪悪感が薄い。大丈夫か。多分、仕事と家庭だけってのは性分に合ってないってことだと思う。第3の居場所に憧れてるだけ、と言い聞かせる。 自由とは、孤独と表裏一体。「かなり自由でありながらあまり孤独ではない」いい表現。 「毎日の家事というものは、もちろん煩わしいものでもあるけど、決してマイナス面ばかりではない。それらは『生活を営んでいる』という手応えと、日々自らの足で歩いている実感をもたらしてくれる」 めちゃくちゃ同感。一時期は生産性という言葉に呪われていたが、回り道が近道のこともあると30半ばで実感している。
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