フラジャイル(19) 病理医岸京一郎の所見 アフタヌーンKC

恵三朗(著者), 草水敏(原作)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2020/12/23
• JAN: 9784065217283

商品レビュー

2022/03/21

本編も好きなんだけど、
このおまけ漫画がすごく好き
日常とは違う世界で
あれこれ起きていることに向き合っていることも
緊急事態への対応ってとても大切なんだけど、
こうやって彼女が
彼女なりに日常の仕事を回してくれている。
「アリガトウゴザイマシタ」
カタカナセリフだけど、
このセリフってあまり多くなかったような気がするような
日常を回せるくらいに成長した彼女
多分いろんな難しいこともあるのだろうけど、
こうやって周りに助けてもらいながらでも
助けてくださいって言える個性が良いです。
今まで出てきたキャラクタたちも
一コマ一コマ登場して
この日常を描くだけでもドラマ。

2021/03/09

訴訟が絡むと、医療と法の両面についての下調べも必要だし、そもそもが病理っていうニッチな部分を扱っているのもあって、このあたり、凄い書くのが大変そう。余計なお世話だけど、まずそのあたりを考えてしまいました。と言いつつ、良く練られた物語だったし、読書中は気にもせずに読み進めていた訳だけど。

2021/02/07

主人公は変人であり、トラブルメーカー。しかし、医者としての倫理観（世間的な倫理観ではなく）、真摯さ、誠実さ、医療技術のレベルは及ぶものがいない。そして日が当たらない病理医。コロナ禍にあって医療に携わる或いは患者、患者となる可能性がある方々に読んで欲しい本。18~19巻は主人公が、金に惑わされた弁護士の罠に嵌められ医療過誤で訴えられる話。主人公を守ろうとする弁護士のセリフが印象に残った。「俺は○○○が嫌いだ、濁って澱んで暗い、この世界が許せねぇ。」「憧れなんてちんけな理由でなるから爛れちまうんだよ。」○○○には様々な職業が当てはまるかも。